なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

秋の空

秋もふかまってきました。天高く芒の穂もゆれています。広葉樹は、枯れ葉を落として冬に備えようとしています。この時期にいつもヴェルレーヌの枯葉の訳詩が頭を過ります。「秋の日の ヴヰオロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるにうら悲し。 鐘のおとに胸ふたぎ色かへて涙ぐむ過ぎし日のおもひでや。 げにわれは うらぶれて ここかしこさだめなくとび散らふ落葉かな。」(上田敏海潮音』より )