なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

我が家の紫陽花

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我が家の紫陽花も花をいっぱいつけています。もう梅雨の支度なのでしょうか?

もうすぐ色づくことでしょう。

 

あぢさいの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ 

(詠み)

あぢさゐのやへさくごとくやつよにをいませわがせこみつつしのはむ

       

橘諸兄万葉集 巻二十)

「意訳」

あじさいが幾重にも群がって咲くように、変わりなくいつまでもお健やかで居て下さい。
私はこの花を見るたびにあなたを思い出しましょう。

この歌は天平勝宝七(755)年五月十一日に、左大臣橘諸兄(たちばなのもりえ684-757)を招いて宴を催したとき、諸兄が主人国人を祝って詠んだ歌です。