我が家の紫陽花も花をいっぱいつけています。もう梅雨の支度なのでしょうか?
もうすぐ色づくことでしょう。
あぢさいの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ
(詠み)
あぢさゐのやへさくごとくやつよにをいませわがせこみつつしのはむ
「意訳」
あじさいが幾重にも群がって咲くように、変わりなくいつまでもお健やかで居て下さい。
私はこの花を見るたびにあなたを思い出しましょう。
この歌は天平勝宝七(755)年五月十一日に、左大臣橘諸兄(たちばなのもりえ684-757)を招いて宴を催したとき、諸兄が主人国人を祝って詠んだ歌です。