なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ハスの葉の上で囀るオオヨシキリ

手賀沼のハスの群生地。ハスの花は未だ咲かず、見渡す限りの葉っぱの大海原が広がっています。その上から全身で囀るオオヨシキリの声が聞こえてきました。ハスの葉の緑を背景に赤い口が映えてます。我が世の春を歌います。

初夏なのに、草野心平の「富士山」の詩の冒頭
「川面(かわも)に春の光はまぶしく溢(あふ)れ。
そよ風が吹けば光たちの鬼ごっこ葦の葉のささやき。
行行子(よしきり)は鳴く。行行子の舌にも春のひかり。」
を思いだしました。