なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

渓流のカワガラス

12月23日の夕刻には、この渓流近くは、雪が降り、その翌日は、ホワイト・クリスマスになりました。その雪の降る直前、この渓流で、懸命に、採食するカワガラスがいました。冷たい水に潜り、水浸しになりながら、頑張っていました。岩から岩に飛びまわって、小魚や水生昆虫などを狙います。

カワガラスは、山間の渓流や、樹林池を流れる河川に生息し、全身が黒褐色なのでこの名があるのですが、スズメの仲間です。大きさは、ムクドリくらいで約22cmです。足は、銀色に見えます。頻繁にまばたきし、そのたびに、白いまぶたがよく見えます。スズメの仲間では、唯一、水に潜って川底の水生昆虫をとる鳥です。みずかきもないのに、潜れるのです。想像できませんねぇ〜。

この日も渓流を、川上から川下に、川下から川上に、渓流ぞいを、何回も、直線的に飛んでいました。

今年も暮れて行きます。渓流の冬の厳しい寒さの中、鳥たちも頑張っています。私も、頑張って、今日中に、年賀状を書くことにしましょう。