なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

OLYMPUS OM−D E−M1 試写 谷津干潟のダイゼン

「ピウィー、ピウィー」と鳴き声が聞こえます。干潟のあちこちで、ダイゼンが採食しています。アオサの上にいたり、水たまりの近くにいたりと、気ままに動き回っています。どのダイゼンもすっかり冬羽になっています。ダイゼンは、この干潟で散らばって、動き回っているので、何羽いるのかよく分かりませんが、小さな群れで、「旅の途中の一休み」の様子です。次の長旅にそなえて、たっぷり食べているようです。

この鳥の撮影も、中央一点AF、親指フォーカスで、コンテニュアスAF ハイスピード連写(秒10コマ)してみました。


撮影機材

オリンパス 新機種 ミラーレス一眼

1.OM−E E−M1ボディ (パワーバッテリー・ホルダー HLD−7付)

2.レンズ  M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II






閑話休題 − 「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番」


大雨が降り続いて、写真を撮りに行けないので、クラシック音楽のCDを聴くことにしました。秋の日に聴くのにふさわしい「ブラームスのピアノ協奏曲第2番」を聴いてみました。


聴いたCDは、「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番/ベートーヴェンエロイカ変奏曲」クリフォード・カーゾン(P),ハンス・クナッパーツブッシュ指揮:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1957年10月ウィーン 


で、イギリスのピアニスト、クリフォード・カーゾンによる演奏を集めた「クリフォード・カーゾンの芸術」シリーズの1枚です。


このCDの演奏は、カーゾンのいつもの端正な演奏だけではなく。派手な演奏ではありませんが、いぶし銀のような、キラキラと煌めく美しさを秘めた、とても素敵な演奏でした。

この曲は、「ピアノ交響曲」といわれているほどの大規模なピアノ曲なので、オーケストラの高い力量も要求されますが、流石にクナッパーツブッシュは、ウィーンフィルをよくコントロールしていて、雄大な音楽に仕上げています。

ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」は、有名なピアノ協奏曲なので、多くのピアニストのCDがありますが、数多くの同曲のCDの中でも、特に素晴らしいCDと思いました。

これまで、カーゾンの演奏する曲は、ショパンピアノ曲をよく聞いていましたが、端正な演奏でありながら何故か魅力に欠けているように思っていました。
でも、このブラームスのCDは、モノラル録音でありながら、デッカの優秀な録音にも支えられて、とても魅力的な演奏でした。

このCDの余白の「ベートーヴェンエロイカ変奏曲」も、とても端正な演奏で、好感のもてる演奏で、カーゾンの魅力を十分堪能させてくれました。

秋の日に、聴くのにぴったりのCDです、

尚、「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番」は、同じ演奏家で、ライブ録音のCDがあります。ライブ録音のCDは、このCDの3年前の演奏のようですが、私は未聴なのでどちらがいいかは分かりません。