秋が深まって、風が強く吹く日が多くなってきています。そんな風の吹く秋のお昼時、房総風土記の丘で、沢山のワレモコウが、紅を風になびかせて、揺れに揺れていました。
ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、日本の山野に普通に見られるバラ科の多年草で、シベリアやヨーロッパにまで広く分布しているそうです。秋の深まりと共に紅を濃くして、秋の風情を感じさせてくれます。
「われもかう(吾木香)すすきかるかや
秋くさの さびしききはみ 君におくらむ」
( 若山牧水 )
秋が深まって、もうすぐ、霜月がやってきます。