なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ワレモコウ(吾亦紅)

秋が深まって、風が強く吹く日が多くなってきています。そんな風の吹く秋のお昼時、房総風土記の丘で、沢山のワレモコウが、紅を風になびかせて、揺れに揺れていました。

ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、日本の山野に普通に見られるバラ科の多年草で、シベリアやヨーロッパにまで広く分布しているそうです。秋の深まりと共に紅を濃くして、秋の風情を感じさせてくれます。


「われもかう(吾木香)すすきかるかや
      秋くさの さびしききはみ 君におくらむ」
                   
                    ( 若山牧水 )

秋が深まって、もうすぐ、霜月がやってきます。