なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

田園の貴婦人タゲリ

最近、タゲリをアチコチで見かけます。

早朝の野田市江川地区の、氷が張った冷たい風が吹きぬける田園に、タゲリが1羽降り立ちました。(写真上から3枚目まで)

水を飲みたいようですが氷のため飲めません。氷が解けて水が飲めそうな場所を探していましたが、ようやく見つけて、飲むことができました。

最近は群れが解けて1羽単独行動するタゲリが増えているようです。


同じ日のお昼過ぎ、我孫子市中沼田付近の田園地帯のタゲリです。
5〜6羽のタゲリの群れの中の写真です。



最後の2枚は茨城県浮島付近の田園のお昼頃のタゲリです。2羽飛んで来ましたが、すぐに飛び去っていきました。


田園の貴婦人タゲリが動き始めました。



「たとりたつ 音ばかりして 山里は 
      しめりぞ渡る をのゝしの原」

  覚性法親王(かくしょうほっしんのう)「出観集」


(注:万葉集に出てくる田鳥(たとり)は、田鳬(タゲリ)に比定されているそうです。(上記の短歌「たとりたつ」は、田鳥たつで、田鳬たつ意味です。)