なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

田んぼのサンカノゴイ

印旛沼にいるサンカノゴイです。

この時期には印旛沼のサンカノゴイは早朝、沼から遠くの田んぼに飛び立ち、カエルなどの獲物を探しています。

探鳥会での撮影なので、この印旛沼に長居はできません。

その間に彼らが沼に帰ってくるのを待つのですが、ちょうどよく戻って来るかは運しだいです。

今回は、タイミングが悪く帰りの車に乗り込んだ時に戻ってきたようです。


サンカノゴイは、局所的に生息するとても稀少(きしょう)なサギで、環境省レッドリストで絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。 この印旛沼では、毎年撮影できますが、他の場所で撮影することはとても難しいようです。

今回は、飛翔するサンカノゴイは、撮影できませんでしたが、飛翔して近づいてくる姿は、重戦車が空を飛ぶような威圧感があって、とても感動してしまいます。これほどの存在感のある鳥はあまりないような気がします。


掲載の写真は、遠くの田んぼで首を出しているサンカノゴイです。

サンカノゴイは、警戒心の強い鳥なので、稲の波から潜水艦の潜望鏡のようにその首を出し、あたりを警戒します。

ひょっとしたら、探鳥会メンバーの20人近い人たちが、印旛沼の堤防からいなくなったのを確認して、田んぼから戻ってきたのかもしれません。

この写真では、姿がよく分からないので、先年撮影した。同じ場所のサンカノゴイの写真をその下に掲載します。


田んぼで首だけ出しているサンカノゴイ

以下の写真は、先年、撮影した同じ場所のサンカノゴイです。