なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

水辺のツバメチドリ

毎日、猛暑が続いています。

夏鳥の数は少ないので、暑い中ですがチョット無理して他県に遠出してみました。

この干拓地もかなり乾燥していますが、わずかな水溜りに鳥たちが集まっています。

その水辺にツバメチドリが4羽いました。

ツバメチドリは、尾羽の形がツバメと同じで燕尾(えんび)です。全長は、24cmでムクドリとほぼ同じくらいの大きさの鳥です。主に旅鳥で全国に飛来するようですが、局地的に繁殖もしているそうです。この鳥も稀少な鳥で環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

ツバメチドリのいる水辺は道路からずいぶん遠く離れた場所のため、真夏の太陽がジリジリと照りつける水辺では水を蒸発させるため空気が澱んでいて、鳥の姿がぼんやりぼけてしまいます。

近くにツバメチドリが飛んでくれるのを待っていましたが、飛んでくれませんでした。

ツバメチドリは、早朝や夕刻にトンボやハチなどを飛びながらとらえるのですが、日中は休息している時が多い鳥なので、当分飛びそうにありません。

この暑さでは飛ぶツバメチドリを待って撮る根気もなくなって早々に引き揚げました。





参考ー以前、撮影したツバメチドリの飛翔写真