なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園の広場のツバメたち

台風6号が接近中で、その前兆か?本日(5月12日)も風が強く、手賀沼も波が荒れ狂っていました。

県立手賀沼公園の石段の岸辺にも波が押し寄せてきています。

「こんな日には鳥もあまり飛ばないなぁ」などと考えていたら、なんと、スイスイと何羽も飛んできました。

びっくりして、よく見てみると、ツバメたちです。

さすがにツバメですね。こんな強風もなんのその すばらしい飛翔力です!

ツバメは湖上から、反転しながら、広場の方向に飛んでいきます。

広場は風下になり、風が巻き上げる「砂ほこり」でかすんでいます。

そこで、広場に行ってみるとツバメが2〜3羽飛んでいます。

すこし遠いのですが、それらのツバメを撮影していたら、突然、もう1羽のツバメが、目前の「砂場」に降り立ちました。

何故(なぜ)か?キョロキョロしています。

とても可愛いツバメです。まるで「ぬいぐるみ」のようなツバメです。

でも、その場所では、何もしないで、すぐに飛び去ってしまいました。

一瞬のことでした。

飛ぶことが得意なツバメですが、あまりに風が強いので、不時着したのかもしれません。

ツバメが飛び去った後は、風がビュービューと音をたてているだけになりました。



「あそぶとも ゆくともしらぬ 燕(つばめ)かな」 (向井去来



  「わが重き こころの上に よろこびの
             まぼろしなして 燕飛べるも」

               (窪田空穂)