なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

真夏のスイカ(西瓜)

東京は、観測史上最長(連続5日)の連続猛暑日を更新しそうで、予報では、さらにこの暑さは続きそうな気配です。

真夏の太陽が降り注ぐ手賀沼遊歩道付近の畑に、大きく育ったおいしそうなスイカがぶらさがっていました。


「うり西瓜 うなづきあひて 冷えにけり」     (高浜虚子


夏の暑い日に冷えたスイカをかぶりついて食べるのは、夏の醍醐味(だいごみ)ですね。

私は、トマトも大好きですが、スイカも大好きです。家族中で私が一番スイカを食べています。

最近は、どの季節でも食べることができる果実が多いのですが、スイカは夏限定ですし、夏といえばスイカですね。

スイカは、90%が水分なので、あまり栄養はないように思いますが、決してそうでなく、夏には欠かせない栄養を多く持っているようです。

以前、このブログのトマトのところで紹介したリコピンが、実は、スイカのほうがトマトより沢山はいっているそうなので、スイカもアンチエイジングと脂肪燃焼に良いわけです。

また、βカロテンも入っているので、老化防止とガン予防に効くとのことです。

スイカには「シトルリン」というアミノ酸が入っていて、血管を若返らせる効果もあるようです。

さらに、スイカに塩をつけて食べれば、水分とナトリウムやカリウムがとれて、熱中症対策にも効果的です。

以下に「トリスを飲んでハワイへ行こう」のCMのキャチコピーや「居酒屋兆治(いざかやちょうじ)」などを書いた作家、山口瞳(やまぐちひとみ)のエッセイ「男性自身」よりスイカ(西瓜)に関する一節を引用させていただきます。


夏になると、胃腸の具合が悪くなる。これは冷房のためと、水物を摂りすぎるためではないか。水分が多くなると胃液が薄くなるのだと言う人がいる。そこで胃腸薬を服(の)む。その胃腸薬には必ずノドがかわく成分が含まれていて、また余計に水物を飲むようになるのだそうだ。西瓜が食べたいというのは、水分を欲していたのかもしれない。
                   「男性自身」より


「スイカを食べて頑張って行こう!」、猛暑の続くこの季節をスイカやトマトを食べて乗り切りたいですね!