なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

小春日和の手賀沼の鳥(チュウヒ・モズ・カワウ・ダイサギ・アオサギ)たち

このブログの内容とは無関係ですが、12月3日は日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、目的地である小惑星リュウグウ(竜宮)」へのスイングバイを行う日です。

はやぶさ2」は、去年、鹿児島県種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機によって打ち上げられ、この1年間は地球と同じようなコースで太陽の周りを順調に飛行していたようです。

はやぶさ2」は、地球と火星の間で太陽の周りを回っている小惑星「Ryugu」を目指して本格的な飛行に移ることになり、12月3日午後7時ごろ、地球の重力を利用して、加速しながら進路を変える「スイングバイ」を行う予定とのことです。

「竜宮」に到達した「現代の浦島太郎」である「はやぶさ2」は「生命の起源を究明できるサンプル」をつめた「玉手箱」を地球に届ける使命を帯びているわけです。

世界中の人々のために「はやぶさ2」のスイングバイが成功するよう願っています!


さて11月下旬の手賀沼は小春日和の日が続きました。

その小春日和の手賀沼の下沼周辺を歩いてみました。

いつもよく見る鳥ばかりでしたが、手賀沼で、いつでも絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)の鷹、「チュウヒ」に会えるのは嬉しいものです。



「小春日(こはるび)や 石をかみいる 赤とんぼ」 (村上鬼城)




チュウヒ

モズ

カワウ

ダイサギ

アオサギ


喫茶去:マゼール指揮ベートーヴェン「第九」を聴く

12月になったので恒例のベートーヴェン交響曲9番「合唱」を聴いてみました。

例のマゼールの全集から

【Disc5】
ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」&エグモント序曲
 ロリン・マゼール指揮クリーヴランド管弦楽団
 ルチア・ポップ(Sp)、エレナ・オヴラツォワ(Ms)、ジョン・ヴィッカース(T)、マッティ・タルヴェラ(Bs)
 録音:1977年-1978年

を聴きました。

「第九」の演奏は名演が多いのでマゼール指揮の演奏も「屋上屋」の感も否めませんが、この演奏はマゼールの他のベートーヴェン交響曲の演奏よりも熱が入っていて、名演ではないかもしれませんが秀演とは言えるような気がします。

この演奏もマゼールらしくすっきりした演奏で明るい華麗な「第九」を聞かせてくれます。

フルトヴェングラーなどのような巨匠の重厚な「第九」とは違うすっきりした演奏でこんな現代的な「第九」の演奏もあっていいようにも思えました。

このCDに収録されているエグモント序曲も「第九」の演奏と同様の演奏で明るい演奏です。