なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛びあがるカラフルな羽のハシビロガモ

池を泳いでいたハシビロガモが水を蹴立てて突然飛び上がりました。

もう立派な冬羽のオスのハシビロガモです。

この池のハシビロガモたちは、10月初旬にこの池に飛来してほぼ2ヶ月が経ち、もうすっかり落ち着いて、群れで回りながら採餌しています。

上から飛び上がるハシビロガモの羽の色を見ているとこの鴨のカラフルな様子がよく分かります。

元気いっぱいのハシビロガモのオスの飛び出しです。






喫茶去:ショルティ「第九」を聴く


今日は、ショルティの第一回目のベートーヴェン交響曲全集

  サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団
 録音:1972年5月〜1974年9月、シカゴ(ステレオ)

の中の

CD-6
交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』
 ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
 イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
 スチュアート・バロウズテノール
 マルッティ・タルヴェラ(バス)

を聴いてみました。

この演奏はLPでもよく聴きました。

とてもいい堂々とした演奏で第九のスタンダードCDといってもいい名演と思います。

第九の聴かせどころの第3楽章もとてもしっとりとした丁寧な演奏でうっとりしてしまいます。

私にとっては昨日聴いたマゼールの第九よりも「第九を聴いた満足感」は高いです。

このシカゴ交響楽団マゼール盤と同様アメリカの楽団なのですがマゼール盤と異なり重厚なドイツ音楽を聴かせてくれます。(マゼールの指揮の時代のクリーブランドとセル指揮の時代のクリーブランドとの印象はまるで別ものです。セルの時代のほうが格調が高いです)

第九には重厚な演奏が似つかわしいような気もします。

この演奏は交響曲に声楽を取り入れた最初の曲であるベートーヴェンの思い入れも十分伝えてくれるとても平凡ですが真面目な演奏です。

この演奏は、ステレオでのアナログ録音の最終時期の録音で完成度も高く、「合唱」の部分もとてもよく収録されていて、オケに埋没しない堂々たる見事な録音で迫力満点です。

第九のCDを始めて購入する人にとってはこの「ショルティの第九」は最適な標準的名演CDと思います。