なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

眼前で羽ばたくシロエリオオハム

アビ科の野鳥には、アビ・ハシジロアビ・オオハムシロエリオオハムなどがあるようです。

アビ科の野鳥は、主に魚を食べる鳥ですので、海岸や漁港などで見れるようですが、私にとっては初見の鳥です。

アビやオオハムなどは「冬鳥」なので、冬を日本で過ごし、春になると繁殖のためにロシアなどへ帰るようです。

さて、5月3日、風の強い漁港に2羽のオオハムシロエリオオハムらしい鳥が泳いでいます。

どちらもまだ冬羽です。

オオハムシロエリオオハムの冬羽は、とてもよく似ているため、判別が難しい野鳥です。

二羽のうち手前の一羽は、吃水線(きっすいせん)に相当する線の後方部分に半円形の白い班があるのでオオハムであり、もう一羽はその白い部分が無いのでシロエリオオハムなのかもしれません。

しかし、一枚目の写真では二羽の鳥は完全な併走ではないので正確な長さはわかりませんが手前の鳥は少し小さく見えます。

オオハムのほうがシロエリオオハムより少し大きいはずなので、手前の一羽はオオハムではないのかもしれません。

でも二枚目の写真では手前の鳥が少し大きく見えますのでやはりオオハムなのでしょうか?

それはともかく目の前までに近づいた一羽のシロエリオオハムは、突然、立ち上がって豪快に羽ばたきました。

羽ばたいた後は、何事もなかったように遠ざかって行きました。