なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼遊歩道付近を歩くコブハクチョウ親子

手賀沼遊歩道付近の草道をコブハクチョウの親子が歩いています。

この付近の手賀沼で四月に抱卵していたコブハクチョウの一族のようです。


参考:四月に抱卵していたコブハクチョウ


子供たちもこんなに大きくなって親について食べ物を探して歩くようになりました。

この辺りにはシロツメクサがたくさん生えているのでエサには困りません。

みんあ元気に育っています。








喫茶去:梅雨の時期に聴くマントヴァーニ


梅雨のうっとうしい今、私がよく聴いているのはマントヴァーニの音楽です。

1950年代から60年代にかけ数多くのヒット曲を世に送り出し、“ムード音楽”という新たなジャンルを確立したマントヴァーニ楽団。

彼が紡ぎ出してきた数々の音色は今もなおその輝きを失わず、以後登場する同種のムード音楽オーケストラに多大な影響を与えました。まさに彼なくしてムード音楽は語れないほどの偉大な存在です。

マントヴァーニの音楽の特徴は、「カスケーディング・ストリングス」と呼ばれる、滝が流れ落ちるような、美しい弦の響きにあります。

たとえば「魅惑の宵」(Some enchanted evening)の冒頭部分。バイオリンが4部に分かれエコー効果が生まれています。

今でもマントヴァーニの音楽「シャルメーヌ」(Charmaine)、「ムーラン・ルージュ」(Moulin Rouge)、「グリーンスリーブス」(Greensleeves)などは、さまざまな場所で流されています。

かって、ステレオのレコードが出始めた頃にデッカ・サウンド(Decca Sound)を聴くことは私にとっても当時のオーディオファンにとっても「あこがれのサウンド」だったように思います。

当時は、軽音楽と言っていて、その後、イージー・リスニングと言われるようになったのですが、マントヴァーニなどのポピュラー音楽などを優れた録音で聴くことは、当時の貧しい時代では、とっても贅沢な時間でした。

リスナーが曲のワンフレーズを聴いただけで「これはマントヴァーニの演奏だ」と分かる「カスケーディング・ストリングス(Cascading Strings)と英国デッカ・レコード社(Decca Records、日本・米国では「ロンドン」レーベル)の優秀な録音のレコードはとても貴重なものでした。

今は簡単にCDで聴いていますが、いまでも、その滝の流れるようなサウンドに酔いしれてしまいます。
このブログを書いている今もマントヴァーニの演奏の「シャルメーヌ」を聴いています。

梅雨どきの今お勧めのサウンドです。