「鳰鳥(にほとり)の、潜(かず)く池水(いけみず)、心あらば、
君に我(あ)が恋(こ)ふる、心(こころ)示(しめ)さね」
意訳:カイツブリの潜る池の底水よ、もしも心があるのなら
私が大君(聖武天皇)を恋ふる気持ちを伝えておくれ
(万葉集 坂上郎女 )
毎年、秋になると手賀沼に多くのカンムリカイツブリが飛来します。
カイツブリの仲間は日本では5種類(カイツブリ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ)観察されています。
ハジロカイツブリとミミカイツブリは、日本で繁殖していないようで、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリも主として北海道での繁殖なので、カイツブリ以外の仲間は、冬鳥と考えてよさそうです。
今日も彼方此方で数羽の群れが水中にもぐって採食していました。
参考写真として以前撮影した飛ぶカンムリカイツブリとカイツブリの仲間の写真を掲載します。
参考1:以前撮影した夕日射す手賀川を飛ぶカンムリカイツブリ
参考2ミミカイツブリ(冬羽)(九十九里海岸)
参考3:ハジロカイツブリ(銚子漁港)
参考4:カンムリカイツブリ(手賀沼)
参考5:アカエリカイツブリ(銚子漁港)
参考6:カイツブリ(手賀沼)