なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

古代ハスにとまっている「赤とんぼ」

八ヶ岳南麓の井戸尻遺跡の古代ハスの葉っぱの上に真っ赤な「赤とんぼ」がとまっています。


赤とんぼの代表はアキアカネですが、より赤みが強く、顔まで真っ赤なのでナツアカネではないでしょうか?


ナツアカネは、6月から12月まで水田や湿地、河川などの周辺で、ごく普通に見られる赤トンボですが、写真のトンボは、かなり赤いのでショウジョウトンボかもしれません。


  
「生きて仰ぐ 空の高さよ 赤蜻蛉(あかとんぼ)」 (夏目漱石



この俳句は、夏目漱石が、明治43年8月24日、修善寺で胃病を悪化させ、漱石の「修善寺の大患」と呼ばれている大病を患(わずら)った後、奇跡的な回復をみせ一命をとりとめ、命の尊厳(そんげん)を詠(よ)んだ一句として有名です。


古代ハスの咲いている池なので生命の力強さを考えさせる赤とんぼでした。


以下の写真はPanasonic コンデジ ルミックス ブラック DMC-FZ150-K (LEICA DC VARIO-ELMARIT広角25mmでF2.8、望遠側600mm相当でF5.2レンズ搭載)で手持ち撮影しました。