なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼遊歩道の秋のクイナ?

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 上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 

11月4日手賀沼の葦からぬっと顔を出したクイナ?

です。バンまたはオオバンやヒクイナの幼鳥かもしれません。

警戒心が強いクイナが日中見れることはあまり無いので、ちょっと嬉しく感じましたが!。バンなどの幼鳥であってもあまり会えない鳥とはいえます。


どうもバンの幼鳥が正解のようです。


11月6日、我孫子市鳥の博物館の専門家の同定でバンの幼鳥と判明しました。

 

  「この宿は水鶏もしらぬ扉かな⌋ 松尾芭蕉

水鶏クイナ好きの芭蕉は、旅の途中に懐からくひな笛を取り出して吹いていたそうで、
奥の細道での道中にも笛を愛玩していたとも云われています。

また、歌に多く詠まれてきたのは、夏鳥のヒクイナ【緋水鶏】で、水辺の蘆の茂みや
水田などに隠れて、キョッキョッキョキョと高音で鳴きます。
その鳴き声が戸を叩くようだとして「水鶏叩く」と言われます。

「桃燈(ちょうちん)を 消せと御意(ぎょい)ある 水鶏(くいな)かな」 

                                                                                           (与謝蕪村

 

 意訳:「ちょうちんを消しなさい」とおっしゃるのは、クイナの鳴き声を聴きたいからですね!注:ここのクイナは、ヒクイナのことです。

 

クイナは、ひっそりと住んでいます。川や沼に葦が茂っている箇所があれば、冬場枯れた葦の茂みから、ひょっこり顔を出す可能性のあるクイナを探してみてください。