上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。
長野県の岡谷市と塩尻市の市境となる勝弦峠の南側の尾根筋道路脇から見た八ヶ岳連峰です。
1月22日に撮影しました。
八ヶ岳連峰は、本州のほぼ中央、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳は国定公園として指定されています。日本の屋根として個性的な山々が連なっています。
主峰赤岳(2899m)をはじめ、権現岳、硫黄岳、阿弥陀岳、天狗岳などの山々や神秘的な雰囲気を漂わせる原生林や池沼には、多くの貴重な動植物も生息しています。原生林と湖が広がる北八ヶ岳と、標高3000メートル級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳、また、八ヶ岳周辺に多くの温泉が点在しています。
この日は、晴れでとても温かく昨日の寒い野辺山で疲れた身体を癒すのに最適でした。イスカの写真も撮らずに昼寝してしまいました。
参考:島崎藤村の
「晴れて行く高原の霧の眺めは、どんなに美しいものでしょう。すこし裾の見えた八つが岳が次第に険しい 山骨を顕わして来て、終に紅色の光を帯びた巓まで見られる頃は、影が山から山へ映しておりました。 甲州に跨る山脈の色は幾度変ったか知れません。今、紫がかった黄。今、灰がかった黄。急に日があたって 、夫婦の行く道を照し始める。見上げれば、ちぎれちぎれの綿のような雲も浮んで、いつの間にか 青空に成りました。ああ朝です。男山、金峯山、女山、甲武信岳、などの山々も残りなく顕れました。 遠くその間を流れるのが千曲川の源、かすかに見えるのが川上の村落です。千曲川は朝日をうけて白く光りました――」