都内に咲いていました。
ヒメリュウキンカはイギリスやヨーロッパ大陸の山地の湿った草原や湖沼畔に生える、小型のキンポウゲの仲間です。リュウキンカの名を冠していますが、リュウキンカ属ではなく、キンポウゲ属の植物です。
夏に地上部がない夏眠性の植物で、地下に塊根がタコ足状に数本あります。秋が深まるころから芽を出し始め、冬の間も少しずつ芽を伸ばして葉を開きます。晩冬から早春には株はすでにロゼット状に広がり、中心に蕾を抱き始めているものもあります。春に次々と咲く黄色の6~8枚の花弁は萼花弁で、キラキラと太陽に輝かせながら開くさまは、あたかも小型のリュウキンカのようです。