なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

梢でさえずるサンショウクイ

f:id:digibirds:20190529001907j:plain

f:id:digibirds:20190529001924j:plain

f:id:digibirds:20190529001936j:plain

 上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して撮影しました。

5月27日、松之山の早朝、ピリピリとさえずるサンショウクイが高い木の梢にとまっていました。

この鳥は、ピリッ、ピリリリリッ。ヒリッ、ヒリッ、ヒリッと鳴きながら飛びます。 この鳴き声から山椒の実を食べたという事で”サンショウ クイ”の名が付いたようです。

山椒は小粒でもぴりりと辛い 」(ことわざ)

サンショウクイは、環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

サンショウクイは、夏鳥として渡来し日本で繁殖する鳥で、かつては、山里に初夏の訪れを告(つ)げるあたりまえの鳥だったそうで、以前は東京都区部明治神宮でも繁殖していたとのことです。

ところが、今では、越冬地などの開発による自然破壊のせいなのか、生息数は減少していて、観察できる機会は少なくなっている鳥なんだそうです。


サンショウクイは、全長20センチでスズメより大きくセキレイとほぼ同大の鳥です。一日の大半を上空を飛び回ったり、高い木の上で過ごしているとのことです。

 

思い出のチゴモズ(再掲)

羽を少し広げ威嚇するチゴモズの囀り

羽を少し広げ威嚇するチゴモズの囀り

5月26,27日の松之山のチゴモズ探鳥は、目では、確認しましたが、私は撮影できませんでした。

そこで以前撮影した、チゴモズの写真を再掲します。

さえずるニユーナイスズメ♂

f:id:digibirds:20190528101055j:plain

f:id:digibirds:20190528101109j:plain

f:id:digibirds:20190528101124j:plain

 上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して撮影しました。

5月27日松之山で撮影しました

今度は、ニュナイスズメの雄♂の写真です。昨日の餌を咥えるニュナイスズメは、メス♀で、翌日見たのが雄♂なのは、縁起がいいのかもしれません。

「こいつぁ春から縁起がいいわぇ」(歌舞伎「三人吉三廓初買」)

雀の子そこのけそこのけお馬が通る 小林一茶

餌を咥える松之山のニューナイスズメ

f:id:digibirds:20190527205444j:plain

 f:id:digibirds:20190527205509j:plain

 f:id:digibirds:20190527205530j:plain

 f:id:digibirds:20190527205548j:plain

 f:id:digibirds:20190527205607j:plain

 f:id:digibirds:20190527205624j:plain

 f:id:digibirds:20190527205659j:plain

 f:id:digibirds:20190527205723j:plain

 f:id:digibirds:20190527205758j:plain

 f:id:digibirds:20190527205825j:plain

上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して撮影しました。

 5月26日新潟県の松之山の電線に餌を咥えたニューナイスズメがあたりを睥睨へいげいしていました。松之山は、豪雪地帯として知られ、厳冬期には数メートルの積雪があります。この日も道路脇に残雪が残っていました

 和名の由来については以下の三説が有名とのことです。

  1. スズメに見られる頬の黒斑を欠くことから、ほくろの古名であるにふ(斑)い雀、ということで斑無雀
  2. 新嘗(にいなめすずめ)がなまったものであるとする柳田國男の説。
  3. 平安時代陸奥守として東北地方に左遷され、現地で恨みを抱いたまま死去した貴族、藤原実方が本種に転生して宮中に入り込み、納税された米を食い荒らしたという伝説がある(右図参照)。宮中(廷)にる雀、ということで入内雀

手賀沼付近に咲いていたスミレ

f:id:digibirds:20190524130117j:plain
上の写真は、ドコモのスマホ エクスペディアPremium SO-04J docomo(Motion Eye™カメラシステム 有効画素数約1920万画素裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile搭載)で手持ち撮影しました。

手賀沼付近のコンビニの庭に紫色のスミレが咲いていました。

スミレの花は、近年、見ていないのでスマホのカメラで撮影しました。

菫程すみれほどな 小さき人に 生れたし 
夏目漱石