なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園のユリカモメ

「名にしおわば いざ事問はむ 都鳥 わが想う人は 在りや亡しやと」
在原業平 伊勢物語 第九段)
この都鳥は、ユリカモメのことだそうです。伊勢物語では、この歌で感涙にむせんだようですが、ユリカモメは、とても無邪気で悪戯好きなので、この歌にそぐわないように思えます。
当時の関東は都から遠く、野蛮な国のように思われていたので、都から遠くはなれ、心に沁みたのかもしれません。
手賀沼公園のユリカモメは、早くも人に慣れ、餌をねだるようになりました。騒がしいかぎりです。