なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼のカイツブリ「むぐっちょ」

手賀沼では、一年中カイツブリを観ることができます。よく潜るので、このあたりの言葉でカイツブリを「むぐっちょ」と言うようです。茨城弁のようです。潜るとなかなか出てきません。どこに行ったのか?見失うこともあります。今回は、見失いませんでした。冬羽のカイツブリが、何回も潜水を繰り返した後、水を蹴立てて飛び去りました。

水戸に住んだことがある山村暮鳥の詩にも「むぐっちょ」がユーモラスに表現されています。

     「沼の真孤(まこも)の
      冬枯れである  
      むぐっちょに
      ものをたずねよう
      ほい どこいったな」         (山村暮鳥 「ある時」より)