なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀川を飛ぶカンムリカイツブリ

冬至(とうじ)直後の「日短(ひみじ)か」の太陽が沈む頃、手賀川を西から夕日が照らしています。

手賀川で魚を捕っていたカンムリカイツブリが「ねぐら」の手賀沼に戻るのか?水を蹴立てて飛び上がりました。羽の風切る音が聞こえてきます。

斜めから照らす夕日は、カンムリカイツブリを淡い黄金(こがね)色に染め、川面(かわも)にその姿を映し出します。

上の実在のカンムリカイツブリとその川面の写像は、糸をひくようにお互いを映し出しながら、軌跡をえがいてゆきます。

平凡な手賀川の風景を、冬の低い太陽は、鮮やかな色彩のある光景に変えています。

冬至の頃、見られる神々(こうごう)しい手賀川の風景です。