なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

白樺峠を渡るハチクマ

鷹の渡りの季節になりました。松本市奈川の白樺峠は この時期タカの渡りで有名です。

20日は620羽のタカが渡っていきました。9月17日の台風直後の2523羽と比較すると少ない数で、パラパラと飛ぶくらいで心配しましたが、午後3時過ぎに集中的に飛んでくれたのでホットしました。

総数の620羽のうちハチクマは115羽でサシバの483羽と比較して少ないのですが、このハチクマは、近くを飛んでくれました。

ハチクマは、主にハチの幼虫や成虫を食べる、環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)の大型の鷹で、日本からはるばる中国大陸、マレー半島インドネシアボルネオ島などに渡ることが、人工衛星の追跡調査で知られています。

このハチクマは、羽が損傷していて大変と思いますが、頑張って渡ってくれることを願っています。