なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

去りゆくヨシガモのオスとメス

「元日の 餝(かざ)りながらに  大三十日(おおみそか)」 (正岡子規



今年もはや大晦日(おおみそか)になりました。
掉尾(とうび)を飾る鳥は、ヨシガモです。

それほど珍しい鳥ではないのですが、越冬地は局地的で、関東地方以北では数が少ない鴨のようです。

「雄の姿が美しいので、ヨシガモといったのではないか」と山渓の「名前図鑑」にありましたが、定説はないようです。

それでも、色の少ないこの時期にナポレオン・ハットのようなヨシガモの雄を見つけると何か得をした気分になります。

この日は、ヨシガモの雄と雌は、水に浮かんで寝ていましたが、首を上げて池の中央に移動してゆきました。ちょうど今年が去っていくように!




今年も私のブログをご覧いただきありがとうございました。

良いお年をお迎えください。