なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

新春の光に輝く綺麗なヨシガモ

ヨシガモは、全長約48 cm、翼を広げた大きさ75〜88 cm。中型のカモ類で、雄の後頭の羽毛は伸びて冠羽になり、ナポレオンの帽子のような形になります。また、額から後頭と眼先から頬線にかけては赤褐色で、眼から後頭にかけては緑色光沢。額に白斑があります。喉は白くて、黒い横線があり、体は全体的に灰色です。胸は白色の羽縁の鱗模様(うろこもよう)で、脇にいくほど細かい縞模様になります。

毎年年初にこの池でヨシガモを撮影していますが上記のような綺麗なヨシガモが撮れたことがありません。

今年の正月の天気は晴天が多く、風もそれほど無いので、今日こそと思ったのですが暖かすぎるのかヨシガモも眠そうで、もう少し首を伸ばしてくれて、ナポレオン帽がもっと目立つように動いてくれれば最高だったのですが・・・

でも、ヨシガモの雄が新春の朝日に輝いて緑色の頭と長く垂れ下がる三列風切(さんれつかざきり)の綺麗な雄が撮れたのでまあまあの出来栄えなのかもしれません。

ヨシガモたちも珍しく寝ないで泳いでいてくれましたし、水も飲んだりしていろんな仕草を見せてくれましたが、最後はクチバシを羽に突っ込んで寝てしまいました。

今年の正月は、それなりに綺麗なヨシガモが撮れたようです。




「葦鴨之 多集池水 雖溢 儲溝方尓 吾将越八方」 (万葉集 読人しらず)

葦鴨(あしかも)の多集(すだ)く池水溢(はふ)るとも儲溝(まけみぞ)の方(へ)に吾(わ)れ越えめやも

(意訳)
ヨシガモが騒いで池の水があふれても私は最初から掘られた溝をとび超えることもできません(心変わりはしませんよ)













喫茶去(きっさこ)

今日は、1.チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 録音 1961年
    2.ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 録音 1960年

    ピアノ:フィリップ・アントルモン
指揮: レナード・バーンスタイン 演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック

の演奏をCDで聴いてみました。

まだ私が学生のころにステレオ録音されたLPで指揮者もピアニストも当時は、新進気鋭で演奏も若く溌剌とした演奏でした。

バーンスタインニューヨーク・フィルの力強い協奏を得てアントルモンも格調の高い清澄な音色と清清しい叙情を併せ持つ見事な演奏をしています。

アントルモンは、当時は、カサドシュやフランソワ亡き後のフランスを代表するピアニストとして期待された逸材でした。

この演奏も私もまだ若くて迫力あるこの演奏が大好きでした。

今はCD復刻されていますが、なかなか良好なステレオ録音でロシアの名曲をカップリングした豪華アルバムです。

今聴いてもその当時のことを思い出しますし聴くたびに若返る気がします。

この演奏は、かなりの力演でこれらの曲の持つ華麗さを見事に表現しています。

新年に聴く音楽におすすめのピアノ協奏曲だと思いました。