オナガガモの大群に埋め尽くされた神之池の湖面に他の鴨たちはその合間をバラバラに泳いでいます。
マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモかなり遠くにヨシガモも見えますが、遠すぎてミラーレス一眼カメラでは撮影不能です。
ところでその中に、毎年見かけるミコアイサが見当たりません。
なんとか見つけようと、白い鳥が飛んでくるとミコアイサ?と気になりますが、カモメだったりして・・・
そんな時ミコアイサの♀が水鳥の大群から離れ単独で岸辺に近づいてきました。
ミコアイサにようやく会えたと、あたりに♂がいないか探して見ますが一羽も見当たりません。
そこで広い神之池を端から端まで探したところ、ようやく東端で一羽だけ泳いでいる♂をみつけました。
かなり遠い距離ですが、なんとか撮影はできそうです。
毎年、この池では楽に撮影できるミコアイサなので今年これほど苦労するとは思いがけないことでした。
でも、年の瀬に今年もミコアイサに会うことができました。
「山の際に 渡るあきさの 行きて居む その川の瀬に 波立つなゆめ」 (万葉集)
やまのまに わたるあきさの ゆきてゐむ そのかはのせに なみたつなゆめ
意訳:山間を渡ってやってくる秋沙鴨のために、けっして波立たないで迎えておやり
以下の写真はLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.SをOLYMPUS OM-D E-M1 のボディに装着して35ミリ換算800ミリF6.3ズームとして手持ちで撮影してみました。