なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

新春のタカブシギ

正月4日、稲敷市本新の田んぼでタカブシギが採食していました。

タカブシギ旅鳥で、毎年この付近のハス田でよく見かけるので、それほど希少種と思っていなかったのですが、最近、環境省の第4次レッドデータ・ブック(2012年)の本を何気なく見ていたら、タカブシギが絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されていたので驚きました。

タカブシギは、わりに警戒心が強く、人が近づくとピッピッピッと鳴いて逃げてしまうのですが、ここでのタカブシギは気持よく写真に収まってくれました。

でも、このタカブシギは、とても神経質のようで他の鳥が近づくのは嫌がっているようです。

少し大きめの鳥が近づきました。すると、突然、タカブシギは、飛び上がって草の近くに降りました。

この草の近くで採食していましたが、今度はタヒバリが近づいてきました。

タカブシギは小さなタヒバリを威嚇するようにクチバシを大きく開けて叫びました。

かなり怒っています!

驚いたのかタヒバリはいなくなりました。

その後タカブシギは、安心して採食を続けていました。