なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛んできて杭にとまる手賀沼公園のユリカモメ

雨の日の手賀沼公園は人影もなくひっそりとしずまりかえっています。

この時期には、この公園のどの杭にもとまっているユリカモメは、1羽もいません。

今年はどうしたことでしょう?

ても、雨がやんだら手賀沼の中央付近から1羽のユリカモメが飛んできました。

どんどんこちらに近づいてきます。

10月下旬ころから来てくれているユリカモメのようです。

ようやく後援の杭にとまってくれました。

杭にとまったらすぐにこのユリカモメは欠伸(あくび)しています。

眠いのでしょうか?

あたりを見回してきょろきょろしています。

以前は、杭にとまってもすぐに飛び立ってしまったのですが今回はこの杭の上を動きません。

だんだん空も明るくなり、岸にいた鴨たちも動き始めました。

岸辺の木陰で雨宿りしていた鳩たちも群れて飛び始めました。

鳩たちはユリカモメの上空を群れ飛んでいます。

それでも杭の上のユリカモメは飛び立ちません。

ユリカモメが飛び立つところを撮影しようと30分以上待機していましたが飛び立ちません。

私は待ちきれなくなったので退散することにしました。

今年はいつになったらユリカモメの群れが手賀沼公園にやってくるのでしょうか?

手賀沼公園の杭に、いっぱいユリカモメがとまる願いをこめて一句、



「出る杭の どれにも一羽 百合鴎(ゆりかもめ)」     ( 苑実耶 その/みや )