なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

東雲色に染まる乗鞍高原の朝とジョウビタキ

乗鞍高原は、乗鞍岳の東山麓に広がる標高1200m〜1500mの高原で,乗鞍岳中腹から自然湧出する温泉を引湯した100軒ほどの宿が点在し乗鞍高原温泉郷を形成しています。

乗鞍高原温泉付近の朝まだき、白樺林の上の空は,東雲色(しののめいろ)に染まり、鳥たちも動き始めています。

山の端(やまのは)の太陽は少しづつ姿をあらわし、あたりは、だんだん明るくなって白樺林(しらかばばやし)も目に見えるようになってきました。

ふと、見上げると、電線に何か小鳥がとまっています。

ジョウビタキのオスです。

この位置の標高はほぼ1500メートルなので、平地よりも、冬鳥の到来が早いのかもしれません。

今シーズン初めて見るジョウビタキです。

でもカメラをかまえたら、すぐに逃げられてしまいました。



良寛の 手鞠(てまり)の如く 鶲(ひたき)来し」        (川端茅舎)