なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

餌を与えるために飛び上がるコウノトリの母親(コウちゃん)

4月16日、コウノトリの里(千葉県野田市)にいるコウノトリの親子を見学してきました。

この親子の説明のために、朝日新聞の本年1月19日のコウノトリの里の記事を掲載します。

国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰に取り組む野田市は28日、今年の試験放鳥の計画を発表した。地元で生まれた3羽を初放鳥した昨年と違い、近親交配を避けるため、他施設の有精卵を譲り受け、孵化(ふか)して育った幼鳥2、3羽を放鳥する。昨年と同様に2月に産卵があれば、同じように7月の放鳥を見込んでいる。

 計画では、同市の飼育施設「こうのとりの里」で生まれた卵と、兵庫県豊岡市の「県立コウノトリの郷公園」の卵を2、3個交換。こうのとりの里にいる2羽の親鳥に托卵(たくらん)する。

 産卵時期は2月中旬以降を想定し、産卵後、20日ほどで卵を交換する予定だ。兵庫県の施設から譲り受けた卵が孵化しなかった場合は、東京都の多摩動物公園から有精卵を譲り受けて再度取り組む。それでも成功しなかった場合は兵庫県の施設に預けて馴化(じゅんか)訓練している2羽の放鳥を考える。

 昨年7月23日に放鳥した3羽のうち、1羽は12月に死んだものの、2羽は元気で現在、岡山県玉野市高知県大月町にいる。予想より遠くに飛んでいるが、市では地元に戻ると考えている。3年間の試験放鳥期間が終わる来年以降、地元に定着しやすい成鳥を放鳥できないか検討もしている。根本崇市長は「今年もしっかりやれば、最終的にこの地域で巣作りしてくれると期待している」と話した。

現在、コウノトリの親のコウちゃん(メス)コウくん(オス)は、取り替えられた卵から育った子供たちの子育て中です。

お母さん(コウちゃん)は、歩き回ってケージの中の餌のドジョウなどをクチバシですくいあげてのどに溜め込みます。

巣の上ではお父さん(コウくん)が子供たちを守ったり世話をしたりしています。

餌をのどにいっぱい蓄えたお母さんは巣に近寄って飛び上がりました。

コウちゃんは、羽をいっぱいに広げ優雅な姿を見せてくれました。

口を大きくあけて餌を要求している元気な子供にはあげないで、巣の下にいる子供に先に餌をあげているようです。

コウノトリの夫婦は子供たちを平等に育てているようです。