野田市のコウノトリの里付近の農地で夏鳥のチュウサギを見つけました。
このチュウサギは白い羽がとても綺麗な白鷺です。
チュウサギは、アジアの南部とインドネシアに分布し、日本には田植え前の頃、夏鳥として渡来し、その多くは秋に南方に去って行く白鷺です。中には越冬するチュウサギもいるようです。
チュウサギは、全長約68cm。ダイサギとコサギの中間の大きさで,そのためチュウサギと呼ばれています。大きさはコサギのほうに近く、よく似ていますが,チュウサギは足指が黒い(コサギは緑黄色)ので識別できます。
チュウサギは、これから夏羽になるにつれクチバシが黒くなり、背に飾り羽根が現れます。眼先が少々緑がかります。
冬羽ではクチバシが黄色くなりますが、先端のみ黒く残る場合もあります。
この農地にはダイサギもコサギもいましたが、足指が黒いし、まだ冬羽が残っている白鷺が飛んでいたのでチュウサギと判断できました。
もう直ぐ田植えが始まるようです。
「美しき 距離白鷺が 蝶に見ゆ」 (山口誓子)