なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

仄かに揺れるカラスウリ

野原にカラスウリのオレンジ色の実が揺れています。

揺れる「赤い灯」のようですね!

宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」のなかにでてくる「烏瓜」を思い出しました。

この作品にでてくる植物は、30種類もあるそうですが、カラスウリも烏瓜としてよく描写されています。

地方によっては まだ青い実のカラスウリをくり抜いて中に小さなローソクを灯した ランタン(瓜灯籠)をつくる風習があるとのことです。

銀河鉄道の中では 烏瓜の灯は、川に流されていく烏瓜のあかり、天上を飾る星々、川を流れていく幾つもの小さな光で、天上と地上をつなぐ灯りとして描かれているようです。

烏瓜を見ると そんな幻想的なイメージが広がっていきます。

今回もED 40-150mm F2.8 PRO 1.4xテレコンバーターキットをOLYMPUS OM-D E-M1 のボディに装着して35ミリ換算420ミリF4.0ズームとして試写してみました。