なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

菅生沼上空を飛ぶコハクチョウ

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    上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 

12月15日、坂東市常総市にまたがる菅生沼に数多くのコハクチョウが飛来していました。

コハクチョウは全長1メートル20センチほどの大型の水鳥で5~6月にシベリア方面で繁殖し、越冬地として日本に飛来することから「冬の使者」と言われています。

菅生沼は餌となるマコモなどが豊富でねぐらにできる浅瀬が多く茨城県内最大級の飛来地となっているそうです。

県自然博物館によると、来年2月下旬まで見られ、ピーク時には300羽を超えるとのことです。

この日の朝は、小寒い風の吹く雲りでしたが、昼に近づく頃には、太陽も出て暖かくなりました。

時々、沼からコハクチョウが、飛んで行きます。

白鳥は優雅で清純な美しい姿で大空を翔けめぐっていました。

「白鳥は哀しからずや 空の青 海のあをにも染まずただよふ 」 (若山牧水 )

 解説・・雲ひとつない空の青、 深々と澄み渡った海の 青にも染まらずに漂う。この白鳥の姿は哀し いではないか、 まことに、えも言われぬ哀歓 を誘うことだ。孤独な白鳥よ。

世にまじることのない清純な魂、高い志を持つ牧水の自らの憧憬を、白鳥に託して 詠んでいます。