なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼にいたカモの群れ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

10月18日朝の手賀沼のカモの群です。

遠いので名前の判別が、できませんでした。

岸辺近くにカルガモの群れがいたのでカルガモかもしれませんが、冬鳥のカモかもしれません。

写真を大きくするとクロガモみたいにも見えましたが、手賀沼には、クロカモは来ないので適合しません。

シルエットで判ればいいのですが、私には、無理です。

 

喫茶去

2021年世界の真実

を読む


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本書の内容
トランプと習近平、そしてディープ・ステート(国際金融資本)との三つ巴による仁義なき10年戦争が始まった。この勝者は誰になるのか?もしトランプが敗れれば、世界は軍事的な熱戦に突入することになる‥‥。

武漢肺炎危機の先に「新しい戦争の時代」が待っている

・中国奴隷経済からの脱却、脱中国なくして日本は取り戻せない。

グローバリズムではなくナショナリズムによる経済体制の再生再編を

・ディープ・ステートは「敵(トランプ)の敵(習近平)は味方」とみなして、中国共産党打倒の方針を転換し、トランプ再選阻止に全力を傾注……

・この「三つ巴の戦い」の勝者が誰になるかで、これからの世界の命運が決まる

・「戦争」に突入するか、「平和」が維持されるか──

(著者の言葉)
2021年は後世の歴史家が「ハルマゲドン元年」と記録するかもしれません。世界最終戦争ともいわれるハルマゲドンは、2030年まで続く可能性があります。なぜなら、武漢肺炎危機を契機として、20世紀の世界秩序が崩壊し、新しい時代が始まるからです……。
馬渕 睦夫(まぶち・むつお)
元駐ウクライナモルドバ大使、元防衛大学校教授、前吉備国際大学客員教授
1946年京都府生まれ。京都大学法学部3年在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、1968年外務省入省。1971年研修先のイギリス・ケンブリッジ大学経済学部卒業。2000年駐キューバ大使、2005年駐ウクライナモルドバ大使を経て、2008年11月外務省退官。同年防衛大学校教授に就任し、2011年3月定年退職。2014年4月より2018年3月まで吉備国際大学客員教授。著書に、『国難の正体』(総和社、新装版はビジネス社)、『「反日中韓を操るのはじつは同盟国・アメリカだった! 』『馬渕陸夫が読み解く 2019年世界の真実──いま世界の秩序が大変動する』『馬渕睦夫が読み解く 2020年世界の真実』(以上、ワック)、『国際ニュースの読み方』(マガジンハウス)などがある。

(以上)

面白い本でした。とても怖い本です。

アメリカ大統領選挙の結果次第で軍事的熱戦が始まると言っています。

この軍事的熱戦は、ハード・ランディングとして米中戦争になると著者は言っているのてしようか?

 

著者は、軍事的熱戦などと曖昧な表現で、あたかも、兵器を使った具体的戦争を示唆しています。

 

そこで、兵器を使った戦争の可能性について私なりに以下に、検討してみます。

 

以下の説明の中身は、いろんな本から拾い読みしたもので、正確でないかもしれません。

 

米中が覇権をかけた核戦争をすれば、人類は破滅します。

これがディープステートのグレート・リセットでは無いような気がします。

なぜなら、彼らも傷つくからです。

 

しかし、超限戦は、すでに始まっているのです。

兵器を使わない超限戦が、一番リスクが少ないのです。

この戦い方は、古来より中国の得意技なのです。

 

小規模な兵器を使った戦争は、どうでしょうか?

 

中国の世界的孤立化は、進むので、小競り合い程度の戦争は、あるかもしれません。

 

戦力的には、アメリカが優位の為、戦争すれば、中国の覇権は、壊滅状態となる可能性が高いと思われます。

 

たとえは、空母打撃群の比較は圧倒的な差があります。

 

参考 産経新聞 2019年5月の記事

 

北京の軍事筋は「中国は空母打撃群を核心とする米国海軍をモデルとして海軍建設を進めている」と説明する一方、「現在の急速な艦艇建造ペースは臨界点を迎えており、今後減速していくだろう」と指摘した。
 その理由としては、巨大な陸軍の維持や空軍の装備の更新、国内の治安維持のために毎年多額の支出が必要になっているとし「海軍建設の財政力は今後も米国の水準には追いつけないだろう」と悲観的だ。

さらに、中国が開発を進める原子力空母や、国産空母に導入する電磁式カタパルト、新型の空母艦載機などの最新装備の開発が、予算の制限に伴い予定よりも遅れていると指摘する。(以上)

 

現状の空母だけの比較でも、アメリカの最新鋭空母と比較したら、中国の空母は、比べものになりません。

 

中国海軍の旗艦空母「遼寧」は、船体だけできていた建設中の旧ソヴィエトの空母をウクライナから動力、装備なしの鉄くずとして購入し、中古のエンジンと兵器を中国国内で装備したものです。

製造年代は、1980年代と旧式空母てす。

そのディーゼルエンジンも自国製でなく旧ソヴィエトの2隻の駆逐艦の中古エンジンから取り出して接続したエンジンで、十分な速力を得ることができないようです。

 

もちろん原子力空母ではありません。

 

単なるスペックでもアメリカの第7艦隊の空母ロナルド・レーガンに及びません。

 

ネット情報の「軍事ワールド」の記事を以下に引用します。

 

米国の原子力空母ロナルド・レーガンは2003年就役。全長333メートル、全幅77メートル。排水量は約10万1400トン。乗組員5700人と「動く街」の規模をもち、速度は30ノット(約56キロ)以上。

 一方、中国の遼寧ソ連キエフ級空母「ワリャーグ」の中古を2001年に入手、修理のうえ2012年に再就役させたもので、全長305メートル、全幅73メートル、排水量6万7500トン。乗組員は約2000人で、速度は29ノット(約54キロ)。

スペックでは大差は有りませんが、R・レーガンが優勢です。

またR・レーガンは動力が原子力で、長期間連続航海が可能な点も優れています。

 

しかし最も異なるのは、航空機を甲板から空中へ飛ばす射出機(カタパルト)の有無です。

 

現在、大型機を蒸気カタパルトで射出できるのは米原子力空母の大きな特徴です。

戦闘機の前脚の一部を甲板上のカタパルトの突起に引っかけ、重さ約30トンの戦闘機を約2秒で時速約250キロまで加速させ“打ち出す”ことができます。

一方の遼寧は、前の持ち主であるソ連・ロシアがカタパルトを開発できませんでした。このため代替案として開発した「スキージャンプ式」の発艦方法を受け継いでいます。

前部の坂(スロープ)で角度を付けて斜め上に飛び上がる、名前通りスキーのジャンプ台に似たもの。この場合、空母から飛び出すのに使えるのは戦闘機のエンジンの力だけ。カタパルト方式に比べて圧倒的に不利なのです。

(以上)

 

恐らく、世界一の空母打撃群のアメリカと対抗できる海軍力は、中国にはありません。

 

また、中国は、地政学的に見ればランドパワーの国でシーパワーの国ではありません。

近代戦で海戦で勝利した経験もありません。

また、日本の潜水艦は、世界最高水準の潜水艦です。

中国の潜水艦は、数は多いのですが旧式なので、音が大きく、すぐに居場所が察知されるそうです。

 

我が国の潜水艦は、察知されないので待ち伏せができるとのことです。

 

戦争が無いことを期待しますが、それでも、我が国が、その争いに巻き込まれれば、日本は、それなりの被害があるかもしれません。

 

当然、戦争が無いにこしたことはありません。

 

さらに中国が、10年戦争をするには、戦争を継続する為の石油や食料などが必要です。

 

中国は、資源の少ない国なので、それ等を輸入する必要があります。その為には、海軍力でシーレーンの確保が不可欠です。

でも、現在の海軍力で南シナ海制海権を握ることは、とても無理です。

 

石油や食料の備蓄で戦うのであれば、短期しかてきません

対するアメリカは、石油も食料も自国で生産できます。

従って、中国の10年戦争は、兵器を使わない超限戦でしか戦えないのです,。

 

結論的に言えることは、アメリカ大統領選挙で、どちらが勝とうと、中国の劣勢は変わらないと思います。

 

米中の緊張が続けば、体力のない中国が不利です。この劣勢を立て直すのは容易ではありません。

 

長引けば、現体制の内部崩壊すら懸念されます。

 

この本のような陰謀論は、話としては面白いのですが、非現実的なので、あまり楽しめませんでした。

 

喫茶去

バックハウス

カーネギーホールリサイタル

を聴く


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第一期「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(モノラル録音)」を完成させた直後、カーネギー・ホールで行われたオール・ベートーヴェン・プログラムによる白熱のライヴ!気力・精神力ともに絶頂期のバックハウスの貴重な録音です。スタジオ録音での彼の音楽性、芸術性、求心性に加えライヴ独特の熱気が余すところなく伝わります。また、アンコール曲に一切ベートーヴェンを弾かないのもバックハウスの強い意志を窺わせます。

 

バックハウスカーネギー・ホール・リサイタル》
(1954年3月30日ライヴ録音)
ベートーヴェン
①ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13《悲愴》
②ピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31の2
テンペスト
③ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調作品81a《告別》
④ピアノ・ソナタ第25番ト長調作品79《かっこう》
⑤ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111
アンコール
シューベルト
即興曲変イ長調D.935の2(作品142の2)
シューマン
⑦幻想小曲集作品12から第3曲《なぜに?》
リスト/シューベルト
⑧ウィーンの夜会第6番イ長調S.427の6
ブラームス
⑨間奏曲ハ長調作品119の3

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
録音:1954年3月30日 ニューヨーク〈ライヴ・レコーディング〉〈モノラル録音〉

素晴らしい演奏でした。

テンペストは、しびれました。

ただただ感動するだけです。

ライブならではのピアニズムを感じます。

ラフマニノフメトロノームのようにピアノを弾く奴と言ったピアニストがここにいました。