上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。
手賀沼湖畔のモズです。
キチキチと鳴いていました。
草茎を失ふ百舌鳥の高音かな 蕪村 |
喫茶去
冷戦大恐慌どうなる世界経済
を読む
内容説明
米国の中国企業排除で大激変!国家を敵に回すGAFA、中国進出企業・約1万3600社、高依存する企業約2万社の運命は―究極の決断は今すぐ中国を切る。
目次
第1章 「TECHWAR(技術戦争)」の未来図
第2章 GAFA vs.BAT vs.日本企業
第3章 ビッグテックに逆襲する国家
第4章 新冷戦の世界地図
第5章 対中国の最前線に立つ台湾
第6章 中国と共倒れする日本企業
第7章 新冷戦で復活する日本経済
著者等紹介
渡邉哲也[ワタナベテツヤ]
作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
(以上)
私が注目した視点を以下に記載します。
コロナ以後の世界経済は、中国と自由主義国家との分断デカップリングが進むことが予想されています。
現在、我が国のサプライチェーン見直しの補助金申請が政府予想を遥かに超えているようです。
外国生産体制から国内生産体制への変更が進んでいます。
オマハの賢人のバフェット氏の商社への投資からうかがえるように、外人投資家の日本企業への株式投資の増大が予想されます。低成長に強い日本企業の魅力が評価されているのかもしれません。
中国とともに成長したGAFAは、納税や、ビッグデータの独占などで、各国との軋轢が生じています。
これらの企業は、いままでのように、勝手な経営は、できなくなることでしょう。
コンビニ各社のワンマイル宅配は、アマゾンより先行しています。GAFAに負けない日本企業の姿があります。
スマホの5Gから6Gの対応は、NTTが世界に先行しています。NTTとSONYと米国インテルとのタイアップは、世界標準となる可能性を秘めています。
これからの我が国の経済は、「デフレを脱却し、力強く復活する」ことが予想されています。
私もこの本から勇気をいたたきました。
喫茶去
カラヤン指揮
第九を聴く
ベートーヴェン交響曲全集
カラヤン&ベルリン・フィル
1980年代セッション録音
有名なマーラー9番ライヴの2ヶ月後、1982年11月に第5番と第6番でセッションがスタートした80年代カラヤンによるベートーヴェンの交響曲全集は、1984年2月、ウィーン・フィルとの『ばらの騎士』完成の翌月にセッションを終えています。
期間中にはザビーネ・マイヤー事件に端を発するベルリン・フィルとの一時的ないざこざや、カラヤン自身の手術などという出来事もありましたが、指揮者もオケも得意中の得意作品であるベートーヴェンということで、カラヤンの手術による体力の低下がベルリン・フィル奏者の演奏に与える影響はそれほどなかったようです。
それでもこのセッション録音で、いつものカラヤン&ベルリン・フィルの完全主義的で解像度の高いぴしっとしたサウンド面での仕上がりが追求されていないのは、映像版の交響曲全集と同時進行していたためとも思われますが、それがかえってこの80年代全集に、ほかの全集と異なる美質を与えることにもつながっています。
ここでのサウンドは、全体の響きのバランスを重視したものであり、さらにオーケストラをコントロールし過ぎない自然な音楽の推移によって、倍管大編成ならではの重厚な力強さを持つ勢いのある演奏となっているのが特徴的。一方で、緩徐楽章では自然な進行ゆえにたちあらわれた清浄な響きが美しく、そうした部分にカラヤン晩年の境地を見る人も多いようです。(HMV)
【収録情報】
・ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番~第9番
『コリオラン』序曲
『レオノーレ』序曲第3番
歌劇『フィデリオ』序曲
『エグモント』序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン楽友協会合唱団
ジャネット・ペリー(S)
アグネス・バルツァ(M)
ヴィンソン・コール(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1982-84年[デジタル]
録音エンジニア:ギュンター・ヘルマンス
(以上)
カラヤンは、6回ベートーヴェン交響曲全集を録音しているそうです。
私は、カラヤンのベートーヴェン交響曲全集を年代別に4種類所有しています。
どの演奏も好きです。
この全集は、あまり緊張感がない演奏で気に入っています。いつ聴いても、第九は、名曲ですね!
整然とした演奏でした。
でも、1970年代の全集のほうの第九が緊張感かあるので、つい聴きたくなって、今日も聴いてしました。
映像を含めれば、その生涯に6種類ものベートーヴェン交響曲全集を残したカラヤンですが、その中でもっともカラヤンの意図が徹底しているレコーディングといえば、1975年から1977年にかけて録音されたこの一組でしょう。
ベルリン・フィルとのコンビネーションがこの時期まぎれもなく最高潮に達していたことを如実に示す壮大かつ強力、しかも精緻なサウンドはたいへんな聴きものです。ギュンター・ヘルマンスによるアナログ完成期の録音も素晴らしいもので、演奏者たちの気迫がダイレクトに伝わってきます。組み合わせの6つの序曲もスケールの大きな見事な演奏です。
CD1
・交響曲第1番ハ長調 Op.21
・交響曲第4番変ロ長調 Op.60
・『エグモント』序曲 Op.84
CD2
・交響曲第2番ニ長調 Op.36
・交響曲第7番イ長調 Op.92
CD3
・交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
・『レオノーレ』序曲第3番 Op.72b
CD4
・交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
・交響曲第8番ヘ長調 Op.93
・歌劇『フィデリオ』序曲 Op.72c
CD5
・交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
・『コリオラン』序曲 Op.62
・『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43
・『アテネの廃墟』序曲 Op.113
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(M)
ペーター・シュライアー(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
ウィーン楽友協会合唱団
ヘルムート・フロシャウアー(合唱指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1975-77年[交響曲]、1965&69年[序曲]
(以上)
流石、全盛期のカラヤンの第九です。満足しました。合唱陣も見事です。