なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

この木が大好きなモズ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

11月3日午後の手賀沼湖畔、またこの木にモズがとまっていました。

今日は、鳴いていません。

じっとしています。

この木が大好きなんですね?

 

喫茶去

アバドのウイーンとの第九を聴く


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ベートーヴェン交響曲全集
アバドウィーン・フィル

1980年代なかば、まだまだ元気だったアバドが、ウィーン・フィルを指揮してつくりあげた充実したベートーヴェン全集。抜群の音響を誇るウィーンのムジークフェライン大ホールでレコーディングしたため、ウィーン・フィルの豊かな響きがよく生かされており、細部まで非常に美しい仕上がりをみせているのがポイント。録音も優秀です。(HMV)

【収録情報】
交響曲第1番ハ長調作品21
1. Adagio molto - Allegro con brio [09:20]
2. Andante cantabile con moto [08:33]
3. Menuetto (Allegro molto e vivace) [03:48]
4. Finale (Adagio - Allegro molto e vivace) [05:46]
1988年1月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第2番ニ長調作品36
1. Adagio molto - Allegro con brio [12:27]
2. Larghetto [11:21]
3. Scherzo (Allegro) [03:30]
4. Allegro molto [06:25]
1987年2月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
1. Allegro con brio [18:22]
2. Marcia funebre (Adagio assai) [15:40]
3. Scherzo (Allegro vivace) [06:20]
4. Finale (Allegro molto) [11:42]
1985年5月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第4番変ロ長調作品60
1. Adagio - Allegro vivace [12:09]
2. Adagio [10:01]
3. Allegro vivace [05:51]
4. Allegro ma non troppo [06:49]
1988年5月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
1. Allegro con brio [07:54]
2. Andante con moto [10:06]
3. Allegro [05:23]
4. Allegro [11:05]
1987年10月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
1. Erwachen heiterer Empfindungen bei der Ankunft auf dem Lande
2. Szene am Bach: (Andante molto mosso)
3. Lustiges Zusammensein der Landleute (Allegro)
4. Gewitter, Sturm (Allegro)
5. Hirtengesang. Frohe und dankbare Gefühle nach dem Sturm: Allegretto
1986年9月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第7番イ長調作品92
1. Poco sostenuto - Vivace [14:29]
2. Allegretto [08:37]
3. Presto - Assai meno presto [09:02]
4. Allegro con brio [08:55]
1987年2月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第8番ヘ長調作品93
1. Allegro vivace e con brio [09:44]
2. Allegretto scherzando [03:58]
3. Tempo di menuetto [04:54]
4. Allegro vivace [07:19]
1987年2月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
1. Allegro ma non troppo, un poco maestoso [17:00]
2. Molto vivace [14:11]
3. Adagio molto e cantabile [17:00]
4. Presto - Allegro assai [23:56]
1986年5月、ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル)

ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)
マリアナ・リポヴシェク(Ms)
イェスタ・ヴィンベルイ(T)
ヘルマン・プライ(Br)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヴァルター・ハーゲン=グロール(合唱指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

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ウイーンフィルらしい音の香りの第九です。

元気な頃のアバドの指揮です。

私は、この第九の雰囲気がとても好きです。

 

喫茶去

ロストロポーヴィチ無伴奏チェロ組曲を聴く


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今日は、ロストロポーヴィチ伝説の録音セットよりバツハの無伴奏組曲を聴いてみました。

 

以下に内容説明より引用します。


ロストロポーヴィチは、圧倒的な技巧と豊かな音量に裏付けられた、スケールの大きな表現性で広く知られています。レパートリーはバロック音楽から現代音楽まで幅広く、20世紀の代表的な作曲家が競ってロストロポーヴィチのためにチェロ作品を作曲しています。そのロストロポーヴィチは、なぜか「無伴奏チェロ組曲」の全曲版をなかなか録音せず、晩年近い65歳になってようやく満を持して録音に踏み切りました。もちろん、発売前から大きな話題となり、期待に違わぬ名盤として世界中で高く評価されましたが、一方では技術の衰えが指摘されるなど、いまだに賛否両論が生じているアルバムです。ロストロポーヴィチがもっと若い頃に録音していれば、さらに素晴らしいテクニックで颯爽と弾きこなしたであろうと思われておりましたが、実はもうひとつの驚愕の全曲録音が存在しました。それは1955年5月に行われた第10回プラハの春音楽祭におけるライヴ録音で、今回初めて日の目を見たファン垂涎の幻の録音です。演奏当時のロストロポーヴィチはまだ27歳。天才チェロ奏者として名声が広まり、この4年前の1951年には、バッハの「無伴奏チェロ組曲」演奏に対してスターリン賞を授与されるほどの勢いでした。その同時期の無伴奏全曲が聴けるとは奇跡と申せましょう。演奏は若さと覇気にあふれ、技巧の冴えも抜群、巧いなんてレベルではありません。音の圧力やエネルギーも凄まじく、この若さでここまでの深みを表現できるとは驚き。若き天才のオーラがシャワーのようにふりかかってきます。幸いにも録音はモノラルながら、全く聴きづらさはありません。

(以上)

凄い演奏でした。チェロり自在につかい、まるてでヴァイオリンのようにメロディをなめらかに弾いています。チェロの音が部屋一杯に鳴り響きます。

バツハが現代に蘇った素敵な演奏でした。

 

喫茶去

スメタナ弦楽四重奏団

ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集より

ラズモフスキー3番を聴く


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チェコが世界に誇るスメタナ四重奏団のデジタル録音によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集です。スメタナ四重奏団は度重なる来日の際、その暗譜による演奏スタイル、真摯な音楽作りで日本中の室内楽ファンを虜にしてきました。
この録音は1976年~1985年という10年の歳月を費やして行われました。今日、初出から30年~20年以上を経過していますが、その普遍的な価値は衰えることが無く、彼等の演奏を生で聴いていない世代からも高く評価されています。
この全集は、弦楽四重奏曲の「聖書」の「不滅の名盤」ともいえる名演奏です(コロムビア

【収録情報】
ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 作品18-1(録音時期:1977年)
弦楽四重奏曲第2番ト長調 作品18-2(録音時期:1976年)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 作品18-3(録音時期:1978年)
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 作品18-4(録音時期:1976年)
弦楽四重奏曲第5番イ長調 作品18-5(録音時期:1977年)
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 作品18-6(録音時期:1978年)
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 作品59-1『ラズモフスキー第1番』(録音時期:1978年)
弦楽四重奏曲第8番ホ短調 作品59-2『ラズモフスキー第2番』(録音時期:1979年)
弦楽四重奏曲第9番ハ長調 作品59-3『ラズモフスキー第3番』(録音時期:1979年)
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 作品74『ハープ』(録音時期:1979年)
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 作品95『セリオーソ』(録音時期:1981年)
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 作品127(録音時期:1981年)
弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 作品130(録音時期:1982年)
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131(録音時期:1984年)
弦楽四重奏曲第15番イ短調 作品132(録音時期:1983年)
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 作品135(録音時期:1985年)
弦楽四重奏のための『大フーガ』 変ロ長調 作品133(録音時期:1982年)
弦楽四重奏曲ヘ長調 Hess.34(録音時期:1985年)
スメタナ四重奏団
イルジー・ノヴァーク(第1ヴァイオリン)、ルボミール・コステツキー(第2ヴァイオリン)
ミラン・シュカンパ(ヴィオラ)、アントニーン・コホウト(チェロ)

録音方式:PCM(デジタル)録音(セッション)

(以上)

 

スメタナSQは、4人がまったく対等に存在しあい、主張しつつも、まとまりのよさ、ブレンドのよさ、が、この演奏の魅力ですが、ブタペストSQの演奏よりベートーヴェンらしさに欠けるかもしれません。