なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

アキニレの実を食べるために羽ばたくベニマシコ

晩秋に熟れてたわわに実っていた木の実も、2月になると風に飛ばされたり、小鳥たちに食べられたりして、残り少なくなってきます。

秋、たわわに実っていた渡良瀬遊水地のアキニレ(秋楡)の実も、木枯らしに吹き飛ばされたり、小鳥に食べつくされ、もはや、枝先に少し残っている程度になりました。




参考:昨年1月に同場所で撮影したベニマシコ(1月なのでアキニレの実がかなりあります)



2月11日のこの日も、5〜6羽のベニマシコたちが、残り少ないアキニレの実を食べるために、飛び跳ねたり、ホバリングしたりして、羽をばたつかせて苦労して採食していました。




「時雨(しぐれ)こし 梢(こずえ)の色を思へとや

    枝にもきゐる  てりましこかな」

寂蓮  (夫木和歌抄)




以下はすべて2月11日撮影の写真です。