晩秋に熟れてたわわに実っていた木の実も、2月になると風に飛ばされたり、小鳥たちに食べられたりして、残り少なくなってきます。
秋、たわわに実っていた渡良瀬遊水地のアキニレ(秋楡)の実も、木枯らしに吹き飛ばされたり、小鳥に食べつくされ、もはや、枝先に少し残っている程度になりました。
参考:昨年1月に同場所で撮影したベニマシコ(1月なのでアキニレの実がかなりあります)
2月11日のこの日も、5〜6羽のベニマシコたちが、残り少ないアキニレの実を食べるために、飛び跳ねたり、ホバリングしたりして、羽をばたつかせて苦労して採食していました。
「時雨(しぐれ)こし 梢(こずえ)の色を思へとや
枝にもきゐる てりましこかな」
寂蓮 (夫木和歌抄)