なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

栗の実

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。

9月5日我孫子市民農園の栗の木に実ったイガグリです。

いよいよ実りの秋がやって来ました。

喫茶去

米ボストン市は、世界的指揮者の小澤征爾さんの経歴や功績をたたえ、小澤さんが85歳の誕生日を迎えた2020年9月1日を「Seiji Ozawa Day」(小澤征爾の日)に制定した。 小澤さんが総監督を務めている「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)の実行委員会が発表した。

そこで今日は、

小澤征爾指揮

メンデルスゾーン 真夏の夜の夢


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を聴くことにしました。

 

シェイクスピアの有名な戯曲から霊感を受けて弱冠17歳のときに作曲した、メンデルスゾーンの天才的な早熟ぶりが遺憾なく発揮された若々しいロマンティシズム溢れる序曲と、後年プロイセン王の命によって追加作曲された劇音楽『真夏の夜の夢』を、小澤征爾指揮のボストン交響楽団による演奏で収録したアルバムです。国内盤では松本隆氏が執筆した台本を吉永小百合さんが朗読しており、この曲の決定盤として今も高い人気を誇る一枚です。SHM-CD仕様。(ユニバーサル ミュージック)

【収録情報】
メンデルスゾーン:劇音楽『真夏の夜の夢』(台本:松本隆
序曲 作品21
劇音楽 作品61
 第1番:スケルツォ
 第2番:メロドラマ「山を飛び、谷を飛び」
 第3番「さあ、輪になって踊りなさい」~合唱付きの歌「夜鶯の子守歌」
 第4番:メロドラマ「目醒めた瞬間、最初に見た者」
 第5番:間奏曲
 第7番:夜想曲
 第8番:メロドラマ「戻れよ戻れ、元の妃に」
 第9番:結婚行進曲
 葬送行進曲
 第11番:ベルガモ風道化踊り
 第12番:アレグロ・ヴィヴァーチェ
 フィナーレ「死んでまどろむ暖炉の火で」

 キャスリーン・バトル(ソプラノ)
 フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
 吉永小百合(ナレーション)
 タングルウッド音楽祭合唱団
 ボストン交響楽団
 指揮:小澤征爾

 デジタル録音:1992年10月、ボストン(演奏)、1993年9月、1994年3月、東京(ナレーション)

 

2020年9月1日 Seiji Ozawa Day(小澤征爾の日) に認定!
小澤征爾総監督が、29年にわたり音楽監督を務めたボストン交響楽団の本拠地であるアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市が、総監督の85歳の誕生日にあたる2020年9月1日を”Seiji Ozawa Day”に認定しました。海外の都市で日本人のための記念日が制定されるのはとても珍しく、一報を受けた総監督もとても喜び、コメントを発表しました。


小澤総監督とボストン市の関係は古く、ボストン交響楽団音楽監督を務める以前の”音楽武者修行”時代に初渡米した際に、その後何度も足しげく通うことになるフェンウェイ・パーク(野球場)でボストン・レッドソックスの試合を初観戦。1973年~2002年の29シーズンにわたって音楽監督を務めた任期は、ボストン交響楽団の歴史の中でも最長であり、退任後も同交響楽団や、ボストンが誇る野球チーム、アメフトチーム、そして市との温かい交流は絶えません。

 

若き小澤征爾がボストン響を指揮し、日本では吉永小百合のナレーションで知られたCDです。

今は懐かしいキャスリーン・バトルの歌声とともに素晴らしい録音なので私は今でもよく聴いています。

喜歌劇の日本語入りは、貴重です。

楽しく良い気分になりました。

小澤征爾の健康が心配ですが、彼の演奏は、いつまでも残る筈です。

 

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マルケヴイッチ指揮

日本フィル演奏のメンデルスゾーン

作曲 交響曲4番イタリア

を聴く


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コンサートホールの通販で購入した懐かしいCDです。

元気いっぱいのイタリアです。

日本フィルも頑張っています。

颯爽とした小気味よい演奏でした。

 

 

 

すすき

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

9月3日、手賀沼公園付近のすすきです。

9月になり夏の終わりを感じます。

秋を連想させる[すすき]が風になびいていました。


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モントゥ指揮ベートーヴェン交響曲全集

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ベートーヴェン交響曲全集
交響曲 第1番 ハ長調 作品21
交響曲 第2番 ニ長調 作品36
③「フィデリオ」序曲 作品72B
④「エグモント」作品84 - 序曲
⑤「シュテファン王」作品117 – 序曲
交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
交響曲 第7番 イ長調 作品92
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
特典盤
第9リハーサル風景
ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)リハーサル風景

エリザベート・ゼーダーシュトレーム(S)⑫
ジーナ・レズニック(A)⑫
ジョン・ヴィッカース(T)⑫
デイヴィッド・ウォード(B)⑫
ロンドン・バッハ合唱団⑫
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団①⑥⑦⑪
ロンドン交響楽団②③④⑤⑧⑨⑩⑫
指揮:ピエール・モントゥー

録音: 1958年-62年

20世紀を代表するフランスの巨匠、ピエール・モントゥーの生誕130年を記念した全集。ウィーン・フィルとロンドン響を指揮してデッカに録音した第1~8番に、同時期にウェストミンスターに録音した第9(モントゥー唯一の録音)を加え、初の全集発売となります。また、特典盤として第9とラ・マルセイエーズのリハーサル風景が付いていることも嬉しいところです。

より第九を聴く

「第9」のみレーベルが違っていたので、これまでセットで販売されたことがなかったモントゥーによるベートーヴェン交響曲。しかし今回、ようやく全集としてまとめられた。オケはウィーン・フィルとロンドン響。それにしても何と清々しく明晰で、健康的な活力に満ちた演奏だろう。楽聖神話全盛の1950年代末から60年代初頭にかけての演奏、そしてモントゥー80代の仕事ということを考えると、この演奏の率直さは本当に驚異的。耳の良さと精神の若さの賜物だ。「第9」のリハーサルが収録されているのも嬉しい。★(教)(CDジャーナル データベースより)

モントゥーには他にもライヴ録音が有るようですが、スタジオ録音での第9はこれが唯一と思います。

最晩年のモントゥーは実に落ち着いた理性的な演奏を聴かせてくれます。

熱狂や高揚感は少ないですが慈愛に満ちた名演です。

4楽章の合唱の出だしが少し低調ですがフルトヴェングラーバイロイトの第九やトスカニーニの第九と同様、名盤と思います。

録音はとてもクリアーです。リハーサル盤のモントゥの声はとても若くいい声で、最晩年(87歳?)とは思えません。

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リヒテル展覧会の絵
を聴く

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[1] ムソルグスキー:「展覧会の絵
[2] チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ Op.37 (グランド ソナタ)

スヴャトスラフ・リヒテル(p)


リヒテル壮年期の強靭な打鍵に唖然とします。弱音との差の大きさ、あるいは重厚さに圧倒されました。

栗の実が成りました

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

9月3日、家の近くの栗の木に栗の実が成りました。

毎年、この栗の木の写真を撮っています。

今年も、例年通りの秋が来ました。

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ワルター指揮ベートーヴェン交響曲全集(モノラル)

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より田園を聴く

ブルーノ・ワルター指揮

交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』

フィラデルフィア管弦楽団

録音:1946年1月10,12日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

ワルターの田園は1936年のウィーンフィル盤(SP)、1946年の本盤、1958年のステレオ盤が知られています。

ワルターはモノラル時代に米コロンビアにベートーヴェン交響曲全曲録音をしていますが、
「田園」だけはフィラデルフィア管で後はニーヨーク・フィルです。

晩年のコロンビア交響楽団によるステレオ録音と比べてみますと、コロンビア交響楽団との録音はステレオで録音されているという利点はあるものの、オケの編成が薄く、やや線が細く感じられたり、ワルターの棒に対する反応のしなやかさがやや欠けている感じもありますが、このフィラデルフィア管との録音はモノラルながら、音は鮮明で、弦の厚みも充分感じられ、特に低音の利かせ方はワルターならではのものと思われます。

この田園を聴くと何かホットした気分になります。

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ギレリスのベートーヴェン ピアノソナタ

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より

ベートーヴェン: 選帝侯ソナタ 変ホ長調 WoO.47-1
選帝侯ソナタ 変ホ長調 WoO.47-2

を聴く

この曲は、このCDでよく聴きます。

優しく丁寧なギレリスの演奏に心が安らぎました。

マングローブ

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

9月3日我が家のマングローブの木です。

マングローブは、熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水の混ざり合う場所に生育している植物の総称です。この植物が何かは、よく判りません。

10年前にマレーシア土産に頂いた小さな鉢植えのマングローブがこんなに大きくなりました。

暑さに強いのでしょうか?

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クレンペラー ベートーヴェン交響曲全集ウィーン芸術週間ライブ
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を聴く。

クレンペラーベートーヴェン交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でした。

この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。

それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもっても非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35年8月)と激賞されていました。

とはいえ、このCDは、あまり良い録音ではありません。

この全集とは別な全集で聴くことをお薦めします。

例えば次に記載のCDです。ライブではないですが・・・

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クレンペラー指揮ベートーヴェン交響曲全集
を聴く

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ベートーヴェン交響曲全集、序曲集(10CD)
クレンペラー&フィルハーモニア管

クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。特別企画ということで、有名な交響曲全集と序曲集に加え、数々の別録音も収録したたいへん凝った仕様となっています。

【定評あるベートーヴェン全集】
ベートーヴェン交響曲全集は、クレンペラーの代表作として知られるもので、序曲その他を含め、遅めのテンポで壮大な世界を構築したユニークな名演の数々を味わえます。クレンペラーベートーヴェン演奏は、パート・バランスを常に適切に保つことで、情報量が非常に多いものになっているのが特徴であり、さらに目立った特質として、フレーズの形を完璧に維持し、拍も厳格に守ることで、独特の堅牢なスタイルを構築している点が挙げられます。
クレンペラーは、当時の指揮者の常として、楽譜に隠し味的な変更を加えていることはインタビューでも言及していましたが、60年録音の第7番冒頭ではヴァイオリン・セクションをオクターヴ上げするなどかなり思い切ったこともしていました。
また、これはクレンペラー録音全般に言えることですが、楽器配置がヴァイオリン両翼型ということで、木管楽器重視のクレンペラーの嗜好がさらに活かされることとなり、各パートが立体的に交差する情報量の多さが、独特な音響創出に繋がっています。交響曲第9番第2楽章など実に鋭くユニークです。

今日は、こちらのほうが録音が良いので聴き直しました。

真夏でも元気に囀るムクドリ

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plain]

上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日、稲敷市浮島の電柱で囀るムクドリです。

ムクドリは、綺麗な声で囀りのは有名です。

モーツァルトがたった34クロイツァーで購入したペットのムクドリ。当日の支出簿には、ムクドリのさえずったメロディと「Das war schon!(美しかった!)」というコメントが記されていたとのこと。

モーツァルト保証の囀りなんですもの?

猛暑でも囀るのは流石です。

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カール・ベームモーツァルト交響曲全集


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1959年から1968年にかけて、ベルリン・フィルを起用してセッション録音された大定盤。オーストリア音楽総監督でもあったベームモーツァルト作品への情熱が伝わるモダン楽器オケ演奏で、初期作品を含む全46曲という収録作品数も当時としては画期的。録音完成から40年以上を経た今もなお、モーツァルト交響曲全集屈指のアイテムとして君臨し続けるベストセラー盤です。
独墺系の伝統ともいうべき大柄で堅固なスタイルによるモーツァルト演奏は、意外なことに初期作品でも効果的で、モーツァルト幼少期の素朴な音楽がシンフォニックに響くあたりは独自の魅力を伴って印象深いものがあります。一方、ベームが生涯に渡って得意としていた後期六大交響曲などはやはり見事な出来映えで、第41番『ジュピター』では、晩年のウィーン・フィル盤では聴かれない灼熱するフィナーレが実に魅力的な仕上がりとなっています。(HMV)

【収録情報】
CD1
1.交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
2.交響曲 第4番 ニ長調 K.19
3.交響曲 第5番 変ロ長調 K.22
4.交響曲 ヘ長調 K.76(42a)
5.交響曲 第6番 ヘ長調 K.43
6.交響曲 第7番 ニ長調 K.45
7.交響曲 ト長調 K.Anh.221(45a) 『旧ランバッハ』
CD2
1.交響曲 ト長調 『新ランバッハ』
2.交響曲 変ロ長調 K.Anh.214(45b)
3.交響曲 第8番 ニ長調 K.48
4.交響曲 第9番 ハ長調 K.73(75a)
5.交響曲 第10番 ト長調 K.74
6.交響曲 ニ長調 K.81(73l)
CD3
1.交響曲 第11番 ニ長調K.84(73q)
2.交響曲 ニ長調 K.95(73n)
3.交響曲 ニ長調 K.97(73m)
4.交響曲 ヘ長調 K.75
5.交響曲 第12番 ト長調K.110(75b)
6.交響曲 ハ長調 K.96(111b)
CD4
1.交響曲 第13番 ヘ長調 K.112
2.交響曲 第14番 イ長調 K.114
3.交響曲 第15番 ト長調 K.124
4.交響曲 第16番 ハ長調 K.128
5.交響曲 第18番 ヘ長調 K.130
CD5
1.交響曲 第17番 ト長調 K.129
2.交響曲 第19番 変ホ長調 K.132
3.交響曲 第20番 ニ長調 K.133
4.交響曲 第21番 イ長調 K.134
CD6
1.交響曲 第22番 ハ長調 K.162
2.交響曲 第23番 ニ長調 K.181(162b)
3.交響曲 第24番 変ロ長調 K.182(173dA)
4.交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB)
5.交響曲 第27番 ト長調 K.199(161b)
CD7
1.交響曲 第26番 変ホ長調 K.184(161a)
2.交響曲 第28番 ハ長調 K.200(189k)
3.交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)
4.交響曲 第30番 ニ長調 K.202(186b)
CD8
1.交響曲 第31番 ニ長調 K.297(300a) 『パリ』
2.交響曲 第32番 ト長調 K.318
3.交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
4.交響曲 第34番 ハ長調 K.338
CD9
1.交響曲 第35番 ニ長調 K.385 『ハフナー』
2.交響曲 第36番 ハ長調 K.425 『リンツ
3.交響曲 第38番 ニ長調 K.504 『プラハ
CD10
1.交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
2.交響曲 第40番 ト短調 K.550
3.交響曲 第41番 ハ長調 K.551 『ジュピター』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1960年代(ステレオ)

壮年期のベームの不滅の業績。レガート好みのカラヤンに対抗して、その手兵BPOにかなり気合いが入った楷書体の演奏を要求しているようです。
「ハフナー、プラハ」が1959年、第40番と「ジュピター」が1961年12月&62年3月、「リンツ」と第39番が1966年、そして多くの曲は1968年に集中して録音されたとのこと。
全集は1970年度レコード・アカデミー賞、ADFディスク大賞、ドイツ・レコード賞などを受賞しています。

この全集より


39.40.41番



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を聴く

これらの曲は、これまで何度も聴きました。
頭に染みついています。

久しぶりに聴いてみました。

満足しました。


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ギーゼキングモーツァルト ピアノ ソロを聴く

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モーツァルト ピアノソナタ全集

ギーゼキング芸術のなかでもとりわけ評価の高いのがモーツァルト。透明かつ崇高な音世界をじっくり聴かせ、60年以上経った今日でも、最高の演奏とする人も多い決定盤中の決定盤。重さや濁り、停滞感といったものが皆無なピアニズムは驚異的と言われています。
その中から初期のソナタを数曲聴いてみました。

バッハの平均律も素敵ですがモーツァルトも素敵です。
心洗われます。
大好きなCDです。
最近リマスタリングされているようですが、これで十分です。

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ケンプ演奏のベートーヴェンピアノソナタ全集(第一回録音)

f:id:digibirds:20200902102230j:plainケンプ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(第1回録音)

DISC-1
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調
・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調
DISC-2
・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調
・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調
・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調
DISC-3
・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調『悲愴』
・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調
・ピアノ・ソナタ第10番ト長調
・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調
DISC-4
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調『葬送』
・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調『月光』
・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調『田園』
DISC-5
・ピアノ・ソナタ第16番ト長調
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調テンペスト
・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調
・ピアノ・ソナタ第19番ト短調
DISC-6
・ピアノ・ソナタ第20番ト長調
・ピアノ・ソナタ第21番ハ長調『ワルトシュタイン』
・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調
・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調『熱情』
・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調
DISC-7
・ピアノ・ソナタ第25番ト長調
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調『告別』
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調『ハンマークラヴィーア』
DISC-8
・ピアノ・ソナタ第28番イ長調
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調

ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音:1950,51,56年、ハノーファーベートーヴェンザール(モノラル)
より

DISC8

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を聴く

ベートーヴェンのピアノ ソナタの後期の充実した曲のCDです。
ケンプのステレオ2種の演奏も良いですが若いモノラルの演奏も捨て難くて素敵です。うっとり聴き惚れました。
ケンプの若いエネルギーをもらえるような気がしました。
バッハとの曲想の時代差を感じます。

喫茶去

ブッフビンダー演奏のベートーヴェン ピアノソナタ全集より

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ブッフビンダーは早熟の天才で、ウィーン音楽院で5歳の時から学び、10歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏してコンサート・デビュー、翌年にはウィーン・トリオを結成して室内楽にも進出、15歳の年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、20歳の時にはヴァン・クライバーン・コンクールで特別賞を受賞、21歳ではベートーヴェン・コンクールで優勝するなど輝かしいキャリアの持ち主でもあります。
ブッフビンダーのレパートリーは、古典派から現代ものまで幅広く、ウィーンのピアノの伝統を大切にする一方で、常に進歩的で多様な考え方のできるピアニストとして、現在ヨーロッパで高い評価を受けてもいます。

ドレスデンでの全曲演奏会】
今回登場するベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、ドイツの名門、シュターツカペレ・ドレスデンが新たに発足させた「カペル・ヴィルトゥオーゾ」という、有名ソリスト一人を選んでドレスデンで演奏してもらうという企画に、ブッフビンダーが最初のアーティストとして選ばれたことから実現したものです。
ブッフビンダーはこの企画でオケとの共演をおこなったほかに、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会も実施、それをライヴ・レコーディングしたのが、今回の限定ボックスセットに使われた音源ということになります。

【二度目のソナタ全集】
ブッフビンダーは1980年から1982年にかけて、テルデック・レーベルにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をセッション・レコーディングしていたので、これが2度目の録音ということになります。その旧全集には、30代なかばのブッフビンダーの個性が強く刻み込まれており、マニア中心に高い評価を得ていました。
今回は、それから約30年間でのブッフビンダーの多様な経験の蓄積による解釈の深化が、作品演奏にどういった影響を及ぼしているのか気になるところですし、さらに、音楽の勢いや高揚をダイレクトに感じることのできるライヴ録音という点も注目されるところです。特に、ベートーヴェン時代の表現様式については深い関心を持っていたようで、実際にシュタインなどのフォルテピアノを所有して楽器の研究に熱心に取り組み、時代の流れの中で変わっていたものに配慮しながら現代ピアノでの演奏に多様な要素を取り込んでいったようです。

【ブッフビンダーは語る】
「これまで40回以上のベートーヴェンソナタ全曲演奏をしてきました。毎回の自分の研究によって、演奏は進化しています。毎回違った弾き方になってしまうほど、アイデアが楽譜に刻まれています。ソナタには18以上の印刷譜が存在していますが、自筆譜は意外と残っていません。リストは最高のピアニスト&作曲家であり、ベートーヴェンを崇拝してその楽譜を校訂しましたが、彼なりの楽譜への大がかりな書き込みによって、フィンガリングなどベートーヴェンの多くのものが失われてしまいました。これが現代通常に演奏される楽譜の元になっているのです。私はできる限りそれ以前にロールバックし、歴史的楽器の仕組みを探求し、現代ピアノ演奏解釈に取り入れました。ベートーヴェンの32曲の中には彼の生活の全てが内包されています。そこには、女性への報われない恋心も、パトロンへの感謝の気持ちも見て取ることができます。」

【万全の録音体制】
ドレスデンでおこなわれたこの全曲コンサートのライヴ録音にあたっては、万全の体制が敷かれています。レコーディング・プロデューサーは、テルデック出身のフィリップ・ネーデルが務め、エンジニアは同じくテルデック出身のミヒャル・ブラマンが担当しています。二人は現在、「b-sharp」という録音チームで活躍しており、グラミーにもノミネートされるなど高い評価を受けています。(HMV)

【収録情報】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲
CD1
・第1番ヘ短調 Op.2-1
・第2番イ長調 Op.2-2
・第3番ハ長調 Op.2-3
CD2
・第4番変ホ長調 Op.7
・第5番ハ短調 Op.10-1
・第6番ヘ長調 Op.10-2
CD3
・第7番ニ長調 Op.10-3
・第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
・第9番ホ長調 Op.14-1
・第10番ト長調 Op.14-2
CD4
・第11番変ロ長調 Op.22
・第12番変イ長調 Op.26『葬送』
・第13番変ホ長調 Op.27-1
・第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
CD5
・第15番ニ長調 Op.28『田園』
・第16番ト長調 Op.31-1
・第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト
CD6
・第18番変ホ長調 Op.31-3
・第19番ト短調 Op.49-1
・第20番ト長調 Op.49-2
・第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
・第22番ヘ長調 Op.54
CD7
・第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
・第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』
・第25番ト長調 Op.79
・第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
・第27番ホ短調 Op.90
CD8
・第28番イ長調 Op.101
・第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
CD9
・第30番ホ長調 Op.109
・第31番変イ長調 Op.110
・第32番ハ短調 Op.111

ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

録音時期:2010年9月~2011年3月
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオパー
録音方式:デジタル(ライヴ)

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を聴く。

録音の音が凄い!
克明に録音されています。
ブッフビンダーのテクニシャンぶりに圧倒されます。間違いなく現代のベートーヴェン弾きと言えると思います。恐れ入りました!

浮島を飛ぶチュウサギ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日稲敷市元新の蓮畑の上を飛ぶチュウサギです。

暑いお昼頃、小鳥は茂みにいるのか?見当たりません。白鷺だけ元気に飛んでいました。

喫茶去
ワルター指揮ウィーン・フィル モーツァルト プラハ 40番ライブを聴く

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ワルターウィーン・フィル美の結晶! 
モーツァルト第40番&第38番『プラハ

ワルターといえばモーツァルトモーツァルトといえばウィーン・フィルワルターの40番の演奏は昔から定評あるものでここでも豊満な美演に感動。プラハの序奏の堂々たる風格、そして主題提示の美しさはワルターVPOならではの味わい。うれしいことに新たな音質で蘇りました。日本語解説書付。(キングインターナショナル)

ワルター・ファンのあいだでは、SONY盤(1952年5月18日表記)とALTUS盤(1956年6月24日表記)の40番の演奏はまったく同一で、しかも音源所有者であるオーストリア放送協会の提供したデータが1956年6月24日ということから、正しい録音年月日は1956年6月24日であると広く認識されていることを付記しておきます。(HMVジャパン)

モーツァルト交響曲第38番「プラハ
 Adagio – Allegro 10:44
 Andante 8:57
 Finale. Presto 4:09
 ウィーン・フィルハーモニー
 ブルーノ・ワルター(指)

 1955年11月6日、ムジークフェラインザール
 録音:ロートヴァイスロート放送集団

モーツァルト交響曲第40番
 Allegro molto 6:08
 Andante 7:59
 Menuetto. Allegro 4:19
 Allegro assai 4:59
 ウィーン・フィルハーモニー
 ブルーノ・ワルター(指)

 1956年6月24日、ムジークフェラインザール
 録音:オーストリア放送協会

名演です。
ただ感動するだけです。
大満足!


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ワルター ウィーン・フィル 第九 ライブ
を聴く


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ウィーン国立歌劇場再建50年記念CD。伝説の演奏の正規盤です。
 戦後のワルターウィーン・フィルのライヴは随分発掘されましたが、これは残る中でも特に大物。再建されたウィーン国立歌劇場ベーム指揮の『フィデリオ』で柿落としをしてちょうど一週間後の1955年11月13日、ワルターウィーン国立歌劇場で、ブルックナーの『テ・デウム』と共に、ベートーヴェン第9交響曲を演奏しました。1955年といえば、ワルターの生涯の中でも最も気力の漲ぎっていた時期、加えて記念行事的演奏会、それだけにウィーン・フィルもルーティンなところは一切なく、全パートがフル稼働しているような、熱気と充実感に満ちた演奏になっています。また第3楽章での綿々とした弦、管の美しさはさすがウィーン・フィル。これはワルターの全録音中でも重要な物の一つでしょう。
 かつて録音状態の悪い海賊盤で流通しただけで、これが正規盤初出。オーストリア放送協会収録で、ウィーン国立歌劇場が保管していた貴重な蔵出音源を使用、1955年のライヴとしては上々の音質になっています。(キング・インターナショナル)

ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』

 ヒルデ・ギューデン(S)
 エリーザベト・ヘンゲン(A)
 エーリヒ・マイクート(T)
 ゴットロープ・フリック(B)
 ウィーン国立歌劇場合唱団

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

 録音:1955年11月13日、ウィーン国立歌劇場

ワルターの素晴らしい第九ライブです。ワルターの高揚感あふれる指揮が伝わってきます。

迫力満点の第九です。

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フルトヴェングラーベートーヴェン交響曲全集を聴く

以前ブログに掲載したフルトヴェングラーベートーヴェン交響曲全集とは別の全集です。

音が良いとの宣伝文句につられて購入しました。

このCDもこの年代の録音としてはとても良い。宣伝文句どおりです。


先日のブログ掲載の全集もそこそこ良いので、すでに先日の全集を持っているならば、敢えて買う必要性はありませんが、こちらのほうが明るく素直な録音に聴こえてくるので、もしこれから買うのであれば、こちらの全集をお薦めします。
もう、廃盤なので中古で探せば見つかると思います。


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フルトヴェングラーベートーヴェン交響曲全集
イタリアEMIからの注目リリース!

音の良さでフルトヴェングラー・ファン達から絶賛される話題の全集です。解説書には、第1番から第8番までが、かつてリリースされていた“REFERENCE”シリーズと同じもので、第9番だけARTリマスター仕様と記されていますが、第9はともかく、ほかの8曲については“REFERENCE”シリーズよりも音質が向上し、これが決定打という見解も多いようです。
また、ルー・リードやPFMといったロック・ミュージックのアルバムでアートワークを担当していたファビオ・ベッルーティによる、その華やかで個性的なパッケージ・デザイン(箱が2分割!)も見逃せません。ヒストリカル音源も、ここまでカラフルに装われると印象が変わってしまうという好例です。デザインの国、イタリアならではのアルバムといったところでしょうか。

交響曲第1番ハ長調 op.21
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年11月24-28日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第2番ニ長調 op.36
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年10月3日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール[Live]

交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年11月26-27日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第4番変ロ長調 op.60
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年12月1-2日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第5番ハ長調 op.67『運命』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1954年2月28日-3月1日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1952年11月24-25日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第7番イ長調 op.92
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年1月18-19日 ウィーン、ムジークフェラインザール

交響曲第8番ヘ長調 op.93
ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団
録音:1948年11月13日 ストックホルム、コンセルトフス[Live]

交響曲第9番短調 op.125『合唱』
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エリーザベト・ヘンゲン(A)
ハンス・ホップ(T)
オットー・エーデルマン(B)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
録音:1951年7月29日 バイロイト祝祭劇場[Live]

演奏は有名なものが多いので申し分ありません。見事なモノてす。

蓮の実

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日に稲敷市浮島の蓮畑の蓮の実です。

蓮は花が枯れた後に実をつけます。

秋になると花が枯れて、茎が分厚くなった花托(かたく)が大きくなり、その中に実をつけます。

花托はだんだんと肥大化し、表面にたくさんの通気口となる穴が空いてきます。
この穴の中で、どんぐりのような緑色の実が育ちます。

これが蓮の実です。

蓮の実は、別名を蓮実(レンジツ)とも呼ばれる蓮の種子です。

甘味とわずかな苦みがあり、台湾では蒸したものを潰して餡(あん)にし、最中(もなか)などの菓子に使用されるそうです。

また、蓮肉(れんにく)という生薬として、古くから薬用として使用されてきたとのことで、健康成分のアルカロイド、良質のたんぱく質やビタミンを含んでいるそうです。

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ギーゼキング平均律を聴く

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主に20世紀前半に活躍したピアニスト、ヴァルター・ギーゼキング

楽譜に忠実で、客観的な演奏を行う新即物主義のピアニストとして知られています。

この演奏も当時は現代のピアノは、存在しないと彼は、ペダルを使わないで速く演奏しています。

バッハの平均律クラヴィーア曲集も1.2集まとめて録音を残しています。

1950年のバッハ没後200年を記念し、放送局で録音されたものです。

武骨でそっけない演奏ですが、ずっと聴いているとだんだん引き込まれてしまいます。

リヒテルやグールドとは違う味のある素敵な演奏です。

オラフソンとは対極にあると思われますが、とても似ているようにも感じます。

バッハの演奏は無限の自由度があるようです。バッハは、奥が深いですねぇ!

何度聴いても飽きが来ない病みつきになる演奏です。