なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

3つ目のバラも咲きました

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

8月29日、我が家のバラの3つ目の蕾が咲きました。

母の日に買ったマリアンデールです。

リヒアルト・シュトラウス 作の楽劇[薔薇の騎士」のオクタヴィアンの変装のメイドの名前がマリアンデルでした。

ドイツで作られたこのバラは、オペラのメイドの名前からイメージされたそうです。

クライバー指揮の薔薇の騎士でオクタヴィアンを演じたアンネ・ゾフィー・フォン・オッターの匂い立つ姿を思い出しました。

薔薇の騎士にちなむ薔薇だけに暑さに負けないで頑張って咲いています。



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日本の商社の未来は明るい?

[30日 ロイター]によれば、 -

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は30日、日本の5大商社の株式をそれぞれ5%超取得したと発表した。

発表文書によると、バークシャー傘下のナショナル・インデムニティが、伊藤忠商事<8001.T>、丸紅<8002.T>、三菱商事<8058.T>、三井物産<8031.T>、住友商事<8053.T>の株式取得について、日本の財務省関東財務局に通知するという。

バークシャーは、長期保有を意図しているとした上で、価格次第では、5社の株式のいずれかを最大9.9%に増やす可能性があるとした。

バフェット氏は「5大商社は世界各地に合弁事業が多数あり、今後さらに増やす公算が大きい。将来的に相互に有益な機会があることを望む」とした。

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オラフソン ピアノのバッハ演奏を聴く

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2017年、ドイツ・グラモフォンより『フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス』で衝撃的なメジャー・デビューを果たしたオラフソンのDG第2弾。

モダンピアノを駆使し、バッハの無限の可能性を探究した非凡なアルバムとなっています。
凄い個性を感じさせるピアニストです。

最近、この演奏ばかり聴いています。心地良いしなやかな時間がここにあります。

暑い夏にぴったりです。

収録情報《1枚組 収録数:35曲》

1.前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV902 前奏曲
録音:2018年4月 レイキャヴィク 
2.コラール前奏曲 BWV734≪今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ≫
 ピアノ 作曲バッハ 編曲ケンプ 
3.前奏曲とフーガ ホ短調 BWV855(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番)前奏曲

 4.前奏曲とフーガ ホ短調 BWV855(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番)フーガ
 
 5.オルガン・ソナタ 第4番 ホ短調 BWV528 第2楽章:Adagio(原曲=Andante)
 ピアノ 作曲バッハ 編曲ストラダル 

6.前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第5番)前奏曲
 7.前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第5番)フーガ
 8.コラール前奏曲 BWV659≪いざ来たれ、異教徒の救い主よ≫
ピアノ 作曲バッハ 編曲ブゾーニ
 9.前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番)前奏曲
 10.前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番)フーガ
  11.カンタータ 第54番≪いざ、罪に抗すべし≫BWV54 アリア
 作曲バッハ 編曲オラフソン 
12.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 アリア
 13.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第1変奏
 14.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第2変奏
  15.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第3変奏
  16.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第4変奏
 17.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第5変奏
 18.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第6変奏
  19.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第7変奏
 20.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第8変奏
  21.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第9変奏
 22.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 第10変奏
 23.イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989 アリア・ダ・カーポ
  24.2声のインヴェンション 第12番 イ長調 BWV783
  25.3声のシンフォニア 第12番 イ長調 BWV798
  26.無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006 第3曲:ガヴォット
  作曲バッハ 編曲ラフマニノフ
 27.前奏曲とフーガ ホ短調 BWV855a 前奏曲(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第10番;ロ短調への編曲)
  作曲バッハ 編曲シロティ 
28.3声のシンフォニア 第15番 ロ短調 BWV801
  29.2声のインヴェンション 第15番 ロ短調 BWV786
  30.協奏曲 ニ短調 BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)第1楽章:Andante
  31.協奏曲 ニ短調 BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)第2楽章:Adagio
  32.協奏曲 ニ短調 BWV974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)第3楽章:Presto
  33.コラール前奏曲 BWV639≪主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ≫
  作曲バッハ 編曲ブゾーニ
 34.幻想曲とフーガ イ短調 BWV904 幻想曲
 35.幻想曲とフーガ イ短調 BWV904 フーガ

バッハが現代に蘇って来ますよ🎵
まるでリチャード・クレーダーマンを聴いているように聴けます。バッハの万華鏡まさに、その通り。
 

白蓮華(びゃくれんげ)

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日稲敷市浮島の蓮畑の白い華です。真夏の青空にくっきりと顔を出していました。

蓮(ハス)は、葉も花も、水面から高く茎を伸ばして葉も付き、花も咲きます。

一方、睡蓮(スイレン)は、水面に浮かぶように葉と花が咲きます。

どちらも一般に蓮華(れんげ)と言われていますが別な植物のようです。

また、春先に田んぼ一面に小さなピンクの花を敷き詰めるように咲かせるのが、蓮華(レンゲ)ですが、これはゲンゲからきていて別な植物です。

蓮の華のなかでも、とくに白い蓮は、インドではプンダリーカと呼ばれていました。中国語ではインドの言葉の発音を漢字で写し取って、「分陀利華」という文字があてはめられたのです。
インドには、たくさんの種類の美しい花があることでしょうが、それらの花のなかで、蓮の華がもっとも気高く尊い華とされてきたようです。

プンダリーカ puṇḍarīka 白蓮華 (びゃくれんげ) ともいい,ヒマラヤの後方にあってインドを潤すという架空の池に咲くとされる。 


「南無妙法蓮華経」のお題目にもこの花の名が付いています。蓮は池の泥の中から生え出でて、清らかな花をひらきます。この花は池の泥水によっても決して穢される事はありません。

私もこの花を観て心洗われてスッキリしました。

参考 天台宗法華経の説明

仏教経典の一つ「法華経」は、お釈迦様が出家された後、菩提樹の下で多くの弟子たちの前で説かれた教えで、人は誰でも平等に成仏できると説かれています。
法華経を「今をイキイキと生きる智慧」であると見出し、過去でも未来でもない「今を生きる」ことが大切だと教えます。

また動植物も大地も全ての生き物に「仏の心」があると言われ、その全ての仏さまに感謝し、手を合わせるのが「南無妙法蓮華経」です。
これは究極の真理・妙法についての教え、蓮華とは泥水に生えながら泥に染まらない美しい花・白蓮華から名付けられ、天台宗では法華経が最高のお経になります。

お経にはお釈迦様の弟子19人の如来や観音様の代表「菩薩」が沢山登場しますが、観音様はいつの時代もどこでもどんな生物にも観音菩薩の名を唱えれば救われると書かれています。

法華経は久遠の仏・釈迦の大慈悲により、人々の苦しみを和らげ社会全体の幸せを願い、庶民が無限に救われる事を意味しています。

 

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セイコー キングツインクォーツ復活

について


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先日、電池を交換して復活した腕時計です。通勤で一番長期間使用した腕時計です。まだまだ元気に動いています。

世界初のクォーツ腕時計セイコーアストロンは、現在でも憧れの時計と言われています。

セイコーにはグランドセイコーに次ぐ高級機として、キングセイコーがありました。

クォーツ化のためにペットネームを「KING QUARTZ」と改め、最高級クォーツとして売り出した製品です。

グランドクォーツやキングクォーツは、当時の最先端技術を取り入れた商品であり、70年代後半から80年代頃には温度特性の違う二つの水晶を使い、温度変化による誤差を相殺し高い精度を実現させた「ツインクォーツ」が誕生します。

この腕時計は、確か1978年頃に特許庁売店で、自分で買いました。

この腕時計は、本当に正確で私の記憶では時間調整はしたことかありません。

文字盤も一番見易いため実用性は非常に高いと思います。

ビジネスマンには、今でも最適と思っています。

でも、もう40年以上も経つのですねぇ!

 

 

電線で親を待つ子ツバメたち

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日稲敷市浮島の電線にツバメの子供たちが20羽近く休んでいました。

巣立ちしたひな鳥たち。巣立ち後もしばらくは巣の近くにいて、親鳥は餌を与え続けます。

だんだんと飛べる距離も伸び、自分で餌をとる力もついてくると、巣から旅立っていきます。

今日は、南に旅立つための飛ぶ練習に疲れたようです。

近くを親つばめが飛んています。

 

参考:以前撮影したツバメの成鳥

 

細き身を 子に寄添る 燕かな

        与謝蕪村

 

練習を積んで上手に飛んて帰れますように!

 

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ヤンソンス指揮ベートーヴェン交響曲全集の中の交響曲3番英雄を聴く


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ヤンソンスは1979年から2000年まで、オスロフィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務め、国際的な評価を高めました。03年にバイエルン放送響、04年にアムステルダムロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に相次いで就任し、欧州の2名門のトップを兼任しました。来日公演もたびたび行っていました。

この全集は日本公演のベートーヴェン・チクルスの前に録音されたCDです。

今日は、その中から[英雄]を聴いてみました。

堂々としてかつ美しい英雄の演奏です。

フルトヴェングラーの緊張感あふれる演奏でなく、トスカニーニの疾風怒涛の英雄でもありません。とても[しなやか]な演奏です。

昨年、ヤンソンスが亡くなった(76歳)のは、期待が大きな指揮者だっただけに非常に惜しまれています。

死亡: 2019年11月30日, ロシア サンクト・ペテルブルグ

赤いカンナ

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
8月23日我孫子市民農園のカンナです。
黄色いカンナと並んて咲いていました。
真夏の暑さで弱ってしまわないで元気いっぱい咲いています。
このカンナにあやかって頑張っていきたいと思っています。

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シユーリヒト指揮のベートーヴェン交響曲全集


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を聴く

ベートーヴェン交響曲全集
シューリヒト&パリ音楽院管弦楽団(モノラル)

カール・シューリヒトが1957年から翌年にかけてパリ音楽院管弦楽団を振って録音したベートーヴェンの『交響曲全集』(EMI)は非常に有名であり、いまでも人気が高い歴史的名演のひとつです。

20世紀を代表する大物指揮者の一人シューリヒトの芸術の特徴は、古典主義に根差す趣味の良さと抜群の平衡感覚。このベートーヴェンでも、小気味よい音楽進行の中、あらゆる細部に血のかよった表現が素晴らしい名演をつくり出しています。

数あるベートーヴェン交響曲全集の中でこの全集は時々聴きたくなる数少ない全集の1つです。

このエネルギッシュな演奏は私の心地を活性化してくれました。

カンナと手賀沼

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
8月23日の手賀沼です。
この日の午前中は、曇りでしたが、この後、どしゃ降りの雨になりました。
撮影時はとても蒸し暑く雨の降る前に帰宅しました。

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安倍首相辞任による混乱


以下Yahoo!ニュースより引用


28日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。安倍晋三首相が辞任する意向が伝わったことで、今後の政治情勢が不透明になることへの不安から乱高下した。終値は前日比326円21銭安の2万2882円65銭と、節目の2万3000円を割り込み、約1週間ぶりの安値を付けた。

 東証株価指数TOPIX)は11.02ポイント安の1604.87。出来高は約16億6600万株。

 午後の取引時間中に安倍首相が辞任するとの意向が伝わり、平均株価は一気に600円余り下落した。その後は買い戻されて下げ幅を縮小した。


コロナ禍で無理が祟ったのかもしれません。

体調不良を克服して健康を取り戻すことを願っています。

次に誰がなるのか心配ですねぇ!

人材不足ですから困りますねぇ!

でも、素晴らしいニュースもありますよ!

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全固体電池で世界制覇?


株探ニュースより引用

関連株を追え <株探トップ特集>

株探ニュース - 8/27 19:30

次世代電池の有力候補として注目されている全固体電池だが、いよいよ量産化の動きを見せ始めている。株式市場で要注目となる銘柄群に焦点を合わせた。

―世界中で激化する開発競争、技術で先駆する日本がグローバルスタンダードになる日―

 次世代電池の有力候補として注目されている全固体電池 であるが、いよいよ量産化の動きを見せ始めてきている。全固体電池はリチウムイオン2次電池が電解液を使用するのに対して、電解液ではなく固体でできていることが特徴である。

 リチウムイオン電池には可燃性液体が使われているため、衝撃などによる影響から発火や爆発を起こす可能性があり、過去には中国製モバイルバッテリーにおける発火事故などがたびたび発生したこともあった。もっとも、リチウムイオン2次電池の出現がスマートフォンやノートパソコンといった携帯電子機器の普及および進化をもたらせたことは言うまでもない。しかし、電気自動車(EV)の駆動用に搭載される電池としては、安全性と大容量・大出力化を兼ね備えた全固体電池の実用化が待ち望まれている。

●全固体電池の特許出願は日本が断トツ

 全固体電池はリチウムイオン電池と比べて、(1)より小さな電池でより大きな電力を蓄えることを示すエネルギー密度が高い(2)高温・低温に強く冷却システムやスペースなどがなくても作動する(3)固体のため液漏れやそれに伴う発火リスクがない、といった点がメリットだといわれる。更に、EVの航続距離が大きく伸びるほか、充電時間においても相当短縮できるといった利点もある。航続距離においてはフル充電で600キロメートル程度、充電時間も10分程度とされている。そのため、ガソリンスタンドで給油している時間とそれほど変わらなくなるため、ノンストレスでEVを利用することができるようになるとされる。

 また、地球温暖化防止のためには電源と輸送部門の両方の低炭素化が必要とされており、電気エネルギーを蓄え、必要に応じて繰り返し使う蓄電池は、これからの低炭素社会に必須の技術とされ、世界はもちろん日本でも重要視されている。実際、全固体電池に関連する特許出願件数は日本が断トツとされている。世界中で開発競争が激化するなか、「日本式」を世界標準に持っていくことができれば、関連企業にとっても将来の成長エンジンになることは間違いない。

●最高水準の容量を持つ全固体は村田製が開発

 全固体電池に関して最近話題となったのが村田製作所 <6981> だ。同社が2020年度下期に量産を始める全固体電池について、補聴器などに採用される見通しを公表した。これに関する報道によると、ロボット向けなどの位置制御機器や、工場などで環境データを収集するIoT機器などにも採用されるようだ。なお、同社は昨年6月に業界最高水準の容量を持つ全固体電池を開発したと発表し注目を集めた。従来のリチウムイオン2次電池と比べ、優れた安全性・耐久性を実現し、特に高い安全性が要求され、長時間の利用が前提とされるワイヤレスイヤホンなどのヒアラブル機器や広がりをみせるIoT社会の多様なニーズに対応し、滋賀県の工場で2020年度内に、月10万個の量産を始める予定を公表していた。今後は量産化によって実績を積みつつ、高容量化も進めることになるだろう。

トヨタパナソニック連合はじめ有力企業目白押し

 トヨタ自動車 <7203> とパナソニック <6752> は4月に合弁会社「プライム プラネット エナジー&ソリューションズ」の操業を開始している。新会社では、車載用高容量/高出力角形リチウムイオン電池をはじめ、車載用全固体電池、新原理によるものを含む車載用次世代電池などの開発・製造・販売を行う。

 日本電気硝子 <5214> は、正極材料に結晶化ガラス、電解質酸化アルミニウム素材を用い、開発中の全固体ナトリウムイオン電池の電気抵抗を大幅に減らすことで、実用可能な水準の性能を確かめたと発表しており、車載用や定置型用途として2025年の量産化を目指している。

 出光興産 <5019> は2月に全固体リチウムイオン電池の実用化に向け固体電解質の小型量産設備を新設すると発表しており、2021年度第1四半期に稼働開始の予定である。同社は固体電解質などに関する特許出願は電池材料メーカーとして最多の件数を有しており、原料から一貫生産できる安定した供給体制を構築することを目指している。

 マクセルホールディングス <6810> は硫化物系固体電解質を用いたコイン形のLiイオン2次電池を開発し、昨年9月にサンプル出荷を開始。固体電解質三井金属鉱業 <5706> などとの共同開発であり、10年以上の貯蔵・充放電サイクルを可能とする長寿命特性100度以上の高温耐性を実現している。

 ジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> は金属シリコン電極開発によるリチウムイオン電池の高エネルギー密度化技術の改良に成功しており、この金属シリコン電極は全固体電池へも適用可能な技術で、2025年頃の電動化車両への適用を目指している。

 日本ガイシ <5333> は、セラミック製の積層電池部材に少量の電解液を浸み込ませた半固体電池を手掛けており、リチウムイオン2次電池と同等以上の電池性能を有するうえ、全固体電池と比較しても最高レベルの耐熱性能を持つことが実証されている。

 旭化成 <3407> は、2021年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画においてEVなど次世代自動車に対応した事業強化を主軸に捉えており、全固体電池と燃料電池の部材など将来の収益源となる事業にも注力する。また、日本触媒 <4114> は全固体リチウムポリマー電池用電解質膜の高性能化に成功。

 富士フイルムホールディングス <4901> は塗布型全固体電池を手掛けており、環境発電用やウェアラブル、宇宙空間用、薄型電子機器用での活用を見込む。FDK <6955> [東証2]はSMD対応小型全固体電池を年内に量産開始。太陽誘電 <6976> は積層セラミックコンデンサー(MLCC)で培った材料技術やプロセス技術を応用し、全固体電池を開発し2020年度中にもサンプル出荷を始め、2021年度中に量産を開始する予定。三櫻工業 <6584> は2018年に全固体電池の研究開発・製造を行うSolid Power社に出資し、全固体電池ならびにマグネシウム電池の研究・開発を進めている。

株探ニュース(minkabu PRESS)



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ブルーノ=ワルター指揮ベートーヴェン交響曲全集より英雄を聴く

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これはワルターの遺言的産物です。80歳で現役を引退後,彼の意匠をステレオ録音すべく専属のオケが結成され,彼の死までの約5年間にわたり収録が続けられました。当全集は58~59年の演奏。ドイツ音楽の精髄を,よくこなれた解釈と角のとれたマイルドな表現で知られています。
ワルター老境の闊達さ,自在さ,そして{枯れた}至芸であるともいえるでしょう。
かっては、トスカニーニフルトヴェングラーワルターを3大巨匠と言い、ワルターは、日本では絶大な人気を誇っていました。

年齢からも演奏も2人の中間と言われたのですが、年齢はともかく、演奏は中間ではなく重厚で温かい独自の境地を表現していました。

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今日は、ワルタートスカニーニの追悼演奏会でNBC交響楽団で指揮したベートーヴェン交響曲3番英雄を
コロンビア交響楽団で指揮したベートーヴェン交響曲全集の中のCDで聴いてみました。

ワルターは、シューベルト未完成やベートーヴェンの田園などの知名度が抜群ですが、英雄の指揮も見事です。

堂々たる英雄が聴けますよ。

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クライスラーの小品を聴く

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曲目リスト

ウィーン奇想曲 作品2

中国の太鼓 作品3

美しきロスマリン

ジプシーの女

愛の悲しみ

愛の喜び

ガヴォット(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番より)

才たけた貴婦人(クープランのスタイルによる)

ルイ13世の歌とパヴァーヌ(クープランのスタイルによる)

ロンド(セレナード第7番 ニ長調 K.250「ハフナー」より)

ベートーヴェンの主題によるロンディーノ

「ロザムンデ」のバレエ音楽

ラルゲット(ヴァイオリン・ソナタ第1番より)

アダージョ(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番より)

ロマンス イ長調(「3つのロマンス」作品94より)


ヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーの演奏による、クライスラー本人の小品集他を収録した1926~1938年録音盤。

自作自演の貴重な演奏です。流石に甘い美しいヴァイオリンです。

何処かで聴いたメロディが流れてきます。

年代の割に音は良い。

うっとりと聴き惚れました。

白いコスモス

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
8月23日我孫子市民農園に咲いていた白いコスモスです。ピンクや紫のコスモスに混じって咲いていました。

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フルトヴェングラー指揮
ベートーヴェン交響曲全集の中から一番三番と五番七番と第九を聴く

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フルトヴェングラー/ベートーヴェン交響曲全集(2010年リマスター)


ベートーヴェン
【CD1】交響曲第1, 3番/
【CD2】交響曲第2, 4番/
【CD3】交響曲第5, 7番/
【CD4】交響曲第6, 8番/
【CD5】交響曲第9番

【演奏】ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(第1-7番)/
ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団(第8番)/
バイロイト祝祭合唱団&管弦楽団, エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ), エリーザベト・ヘンゲン(アルト), ハンス・ホップ(テノール), オットー・エーデルマン(バス)(第9番)

【録音】1948~1954年


2010年にEMIミュージック・ジャパンのSACDシリーズのために制作された96Hz/24Bitデジタル・リマスター音源を使用。
このリマスターはアビー・ロード・スタジオの技術者がおこない、基本的なポリシーとして、不要なクリック・ノイズは除去しながらも、楽音と録音会場全体の音響をできるかぎり忠実に再現するべく取り組むことを掲げて作業が進められています。
また、演奏芸術の再現という観点から、素材が残されている音源に関しては、楽章間の音響も収録、音楽的な繋がりがより自然に聞き取れるようにしてあります。
さらに、オリジナルソース探索の過程で、『ベートーヴェン7番』の未使用アナログ・テープが発見され、60年の経年にも関わらず良好な状態が保たれた驚きの音質を楽しむことができるのも朗報となっています。

この全集は、以前出ていたEMIの正規盤の全集のリマスター盤のような全集です。
その古い全集は、録音があまり良くなかったので、今まであまり聴いていません。
ようやく聴きやすくなりました。

以前では考えられない廉価ですのでフルトヴェングラーベートーヴェン交響曲全集の中では推薦できる全集の1つです。

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ベートーヴェン交響曲第1番ハ長調作品21
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年11月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

古い録音が聴きやすくなっています。

素晴らしい演奏です。

ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年11月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

戦中の異常な緊張状態の英雄
(録音:1944年12月19日ウィーン、ムジークフェラインザール:モノラル(放送用セッション)

とは違って平時の堂々たるフルトヴェングラーの英雄です。
この演奏も聴きやすくリマスタリングされていました。

これも見事な演奏でした。



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ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1954年3月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)


フルトヴェングラーの『運命』には数々の録音が残されていますが、これはその中で最も完成度が高く、説得力の強い演奏です。最晩年の1954年の録音ながら精気の衰えはいささかも見せず、格調とスケールが見事に両立しています。

ベートーヴェン交響曲第7番イ長調作品92
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年1月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

2011年1月、フルトヴェングラー生誕125周年でSACD Hybrid国内盤が出ました。これには「これまでに未使用の1950年1月にウィーンのオリジナル・セッションで録音されたテープが発見されたのでそれを使用した」とわざわざ特記してありました。それと同じ音源のCDのようです。

四楽章の有名なノイズ(女性の話し声)は、気がつきませんでした。

フルトヴェングラーの素晴らしい颯爽たる七番の名演だと思います。

f:id:digibirds:20200827103225j:plainベートーヴェン交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』
エリーザベト・シュヴァルツコップ
エリーザベト・ヘンゲン
ハンス・ホップ
オットー・エーデルマン
バイロイト祝祭合唱団
ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
1951年7月、バイロイト祝祭劇場(モノラル/ライヴ)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

言わずと知れた名演の第九です。

以前の全集より音が生きています。

見事な演奏で大満足でした。


喫茶去

クレツキ指揮のベートーヴェン交響曲全集を聴く

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ベートーヴェン
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱付き』
・『エグモント』序曲
インゲボルク・ヴェングラー(S)
アンネリース・ブルマイスター(A)
マルティン・リツマン(T)
パウル・キューン(B)
チェコフィルハーモニー合唱団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
パウル・クレツキ(指揮)

録音:1965-68年[ステレオ]

1964年〜1968年、プラハ

ポーランド出身の今世紀を代表する指揮者のひとり、
パウル・クレツキ(1900〜1973)が名門チェコ・フィルを振った
ベートーヴェン交響曲全集。

隠れ名盤としてコア・ファンに圧倒的に支持されているクレツキの至芸と言われる全集です。

主席指揮者がアンチェルの時、そうでないクレツキがベートーヴェン交響曲全集をチェコフィルと録音することが何故か分かるような壮絶で緊張感のある演奏です。彼の過酷な人生経験によるものでしょうか?

育ってきたミカン

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
8月23 日我孫子市民農園のミカンです。

小さかったミカンの実が大きくなってきました。

まだ青いですが、そのうち黄色く熟れてきます。

喫茶去

東芝メモリーホールディングスの上場について

以下、日経ビジネス8月25日の記事から引用

半導体モリー大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)が、10月に上場する見通しとなった。東京証券取引所に上場を申請していたが、8月27日にも東証が上場を承認する見込み。上場日は10月6日を予定している。時価総額は3兆円を大きく上回る規模が期待されており、今年最大のIPO(新規上場)案件となるのは確実だ。

キオクシアとは、日本語の記憶とギリシャ語のアクシア(価値)を組み合わせた造語だそうです。

名前のように記憶に残る素晴らしい会社になることを期待します。

注)
2020年第1四半期における日本の半導体企業のランキングトップ10は以下のとおりとなった(括弧内は2019年第4四半期の順位)

1キオクシア(旧東芝メモリ)(2)
2ソニーセミコンダクタソリューションズ(1)
3ルネサス エレクトロニクス(3)
4ローム(4)
5東芝(6)
6日亜化学工業(5)
7三菱電機(7)
8サンケン電気(8)
9ソシオネクスト(11)
10富士電機(10)


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ターリッ匕指揮
チャイコフスキー悲愴とリヒテル/ターリッ匕のバッハの協奏曲を聴く

チャイコフスキー;交響曲第6番「悲愴」/バッハ;チェンバロ協奏曲第1番@ターリッヒ/チェコpo. リヒテル(p)

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1交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」

2.ピアノ(チェンバロ)協奏曲第1番ニ短調BWV1052

アンチェルノイマンの先輩格にあたり、チェコ・フィルの黄金時代を築いたターリッヒ。現在も絶大な尊敬を受ける名指揮者の歴史的な録音です。

ロマン的な香りを十分に漂わせながら、決して感傷に陥らない理知的で力強い表現は素晴らしい。

ムラヴィンスキーも良いですがターリッピも良いですよ。

巨人リヒテルとの一期一会の協奏曲は「プラハの春音楽祭」コンサート前夜に行なわれた録音。

ターリッヒのバッハが聴けるレアな録音です。

ちなみに1954年はスメタナ生誕130周年&没後70周年、ドヴォルザーク没後50周年、ヤナーチェク生誕100周年にあたることから、テーマはチェコ音楽年。

ターリヒの指揮で幕を開け、語り草とも言えるほどの活況を呈したそうです。