穏やかに明けた新春の朝、ミサゴが白い翼を広げ、華やかに上空を舞っています。
ここ坂東太郎・利根川は、魚が豊富なのでしょうか、2〜3羽のミサゴが旋回しています。まさに、新年を祝うがごとく、「ミサゴの舞」の競演です。
そのうちの1羽がこちらに近づいてきました。下の水面を見つめながらゆったりと舞っています。
その姿を追い続ける長い望遠レンズを、全く意に介せず、王者の風格を保ちながら通り過ぎていきました。
翼の長いミサゴが近づくにつれ、重戦車のような威圧感を感じます。黄色に黒く輝く鋭い目は、猛禽の見せる猛々しさを存分に見せつけてくれました。
新春に見る猛禽のミサゴは、「鹿島・香取の武人」を思わせる神々しい姿で、「感動的な美しさ」に満ちていました。