なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

市川市動植物園の「バラ祭り」の「羽衣」

市川市動植物園」のバラ園で「バラまつり」(見学無料)が開催されています。

バラのトンネルを抜けるとこじんまりとしたバラ園に今が盛りと満開のバラが私たちを迎えてくれます。

バラのむせ返るような複雑な匂いにも包まれます。

バラのトンネルの最初に咲く花の名前は、「羽衣」とのことです。

淡いピンクの可愛い花ですね。





閑話休題浜口庫之助氏と赤坂のバー


「バラが咲いた」の作詞作曲の浜口庫之助氏はキングレコードの所属でした。当時、キングレコードの会社は赤坂にあったようで、彼らの行きつけのバーが赤坂にありました。
私がまだ、新入社員の頃のことです。

たまたま、先輩のおごりでそのバーに行ったことがありました。

その時そのバーの一角に、キングレコードの関係者とともに浜口庫之助氏も談笑していました。

なごやかで、楽しそうにみえましたが、新入社員の私は、先輩の手前、小さくなっているだけでした。

その後30年くらいたった後、たまたま、赤坂のビルの中を歩いていると、そのバーがまだ同じ場所にあったので、なつかしく思って立ち寄ってみました。

バーのマダムも当時と同じ人でした。

私は、このバーにそれまで新入社員の時、一回行っただけだったのに、マダムは私が来たことを覚えていました。

その時、浜口庫之助氏が来ていたことも思い出して「あの頃は、人がいっぱい来てくれて楽しかったわねぇ〜」と懐かしがっていました。

そのマダムは、上品な人でしたが、お年をめしておられたので、「もう今月で閉店するつもりなの!」とおっしゃいました。

私は、閉店まで、何度かこのお店に通いました。

あれからもう十年たちました。

もう、そのお店はとっくに無くなっているのですが、私の記憶の中に浜口庫之助氏とそのマダムの思い出は、いまだ消えずに残っています。