手賀沼周辺では、4月から5月にかけて、コブハクチョウたちが抱卵(ほうらん)する時節です。このコブハクチョウも釣り人のいるような場所で抱卵しています。
通りがかりの人から「丸見え」のところに巣をこしらえて、平気で抱卵しています。
人の近くの場所が、敵に襲(おそ)われない安全な営巣地(えいそうち)なのかもしれません。
コブハクチョウは、巣の中で懸命に頑張って抱卵しています。
もうすぐかわいい子供たちが誕生(たんじょう)することでしょう。
「白鳥は 白き夢みる 大虚(おおぞら)の
空(くう)や夢みる いづれ漠々(ばくばく)」
(齋藤 史(さいとうふみ) 歌集「風翩翻(かぜへんぽん」より)