オオバンの親が浮き巣に近づくと、気づいた子供たちがエサを貰(もら)おうと、親鳥に集まります。
親は口移しでエサを与えます。
ひとつあげても、子供は、もっと欲しいとねだります。
親は、複数のエサをくわえてきたようで、もうひとつのエサも与えてしまいました。
親の周りには、ほかの子供も集まってエサをねだるため、親はその近くで、エサを捕らえ、また、子供たちにエサを与えます。親は大忙しです。
何度も何度もこの行為を繰り返しながら親鳥たちは、懸命に子育てをしています。
「渉(かちわた)る 鷭(ばん)の浮かびて 行きにけり」 (川端 茅舎)