春うららの手賀沼で警戒心の強いバンたちも気分がいいのか、のんびりと岸辺近くを泳いでいます。
いつもは岸辺の草むらでコソコソ動いているのに水に出てスイスイ泳いでいます。
水かきが無いのであまり泳ぐのは得意ではなさそうで、そのため岸辺近くで泳いでいるのです。
いつもは水に出ても首を振りながら用心深く急いで泳いでいるのに今日はゆったりと何の警戒心もなく動いています。
もう一羽のバンも近づいてきて一緒になって楽しげに泳ぎ始めました。
春になると、バンも浮かれているのでしょうか?
手賀沼は、水ぬるむ春になりました。
「渉(かちわた)る 鷭(ばん)の浮びて 行きにけり 」 (川端茅舎)