上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。
11月29日、我孫子市民農園のミカンの木です。
実が、いっぱいついていました。
冬待ちつ やゝ黄ばむ庭の蜜柑哉
正岡子規 冬近し
歳末玉手箱 思い出の野鳥
桜の花びらの浮かぶ水面を泳ぐシマアジ2012年4月16日千葉県で撮影
この後、シマアジは、何度か撮影しましたが、この写真が最初に撮影した写真です。
魚の名前のような野鳥で驚いたのを覚えています。
喫茶去
レイポヴィッツ指揮
第九を聴く
シェーンベルクやヴェーベルンに学び、“十二音音楽の使徒”と呼ばれて活躍した指揮者で作曲家、理論家で教育者でもあったルネ・レイボヴィッツ[1913-1972]。
レイボヴィッツといえば、自身のヴァージョンによる強烈な『禿山の一夜』がまず思い起こされますが、ベートーヴェンの交響曲全集もマニアには以前から人気の高いアイテムでした。
演奏の特徴はなんといってもその俊足なテンポ設定(第9のアダージョが12分28秒!)と、克明な各パートがつくりあげる明晰なテクスチュアにあります。
レイボヴィッツの演奏で聴くと、ベートーヴェンの音楽というのはなんと爽快で心地よい刺激に満ちたものなのかと改めて気づかされるわけですが、それにしてもこの楽しさは格別です。
リーダーズ・ダイジェストについて
アメリカの会員制の通信販売会社(出版社)である、リーダーズ・ダイジェスト社は、ステレオ初期に自社企画のクラシックLPも取り扱っており、数々の名盤を世に送り出したのは有名な話。
なにやらコンサート・ホール・レーベルと似ていますが、最も異なるのはその音質。クラシックのLPを、高いステイタスを持つアイテムとして捉え、サウンド・クオリティを重視したリーダーズ・ダイジェスト社は、その制作を高音質で知られた米RCAに依頼したのです。さらに、RCAは当時、英DECCAと提携関係にあったため、この録音のように、プロデューサーがRCAのチャールズ・ゲルハルト(ガーハート)、エンジニアがDECCAのケネス・E・ウィルキンスンというような夢の組み合わせが実現できたわけですが、実際、このコンビが達成したサウンド・クオリティには素晴らしいものがありました。
ベートーヴェン
・交響曲第1番ハ長調作品21
・交響曲第2番ニ長調作品36
・交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
・交響曲第4番変ロ長調作品60
・交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
・交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
・交響曲第7番イ長調作品92
・交響曲第8番ヘ長調作品93
・交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)
1961年4~6月
ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール(ステレオ)
プロデューサー:チャールズ・ゲルハルト(ガーハート)(RCA)
エンジニア:ケネス・E・ウィルキンスン(DECCA)
高校生、大学生のころ、毎日聴いていた、リーダーズ・ダイジェストのレイポヴィッツのベートーヴェン交響曲全集のLPを思い出させてくれました。
演奏は同じですが、今はCD化されています。
超高速の第九です。
見事な第九で素晴らしい。
若い頃のワクワク感が蘇ったように感じました。
名演です。毎日聴いても飽きません。
今日も2度聴いてしまいました。