なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ネコジャラシ 懐かしの鳥アカツクシガモ

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

ネコジャラシは、エノコログサという草だそうです。

路傍の雑草です。

『雑草という名の草はない。すべての草には名前がある。』昭和天皇が仰ったという、このお言葉です。

 

そこらに生えている何の変哲もない草にも名前があり、それぞれの美しさがあるのです。

 

エノコログサは世界の温帯から暖帯にかけて広く分布する一年草です。

荒れ地や路傍、畑などに生育しています。

アレロパシー物質を分泌するとの報告もあり、荒れ地などでは一面に群生していることがあるのがうなずけます。


 エノコログサの由来は「いぬころ草」の意味であり、穂の形が子犬の尻尾に似ているからであると言いますが、ネコジャラシと呼ばれることも多く、この穂で猫をじゃれさして遊んだことに由来します。

猫だけでなく、子犬もじゃれさして遊ぶには、もってこいの植物かもしれません。

英語ではエノコログサ属の植物を Foxtail grass と呼んでキツネの尻尾草であり、着眼点はよく似ています。

太さと質感からいえば、キツネのほうがふさわしいかもしれません。

喫茶去

懐かしの鳥アカツクシガモ


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2009年6月千葉県印西市松下公園付近でEOS50DにEF400mmを装着して撮影しました。

アカツクシガモは、淡水の湖沼、泥地河岸などに生息、付近に池などがあれば比較的乾燥した地域でも生息するようです。日本では冬鳥として稀に見られます。

体は美しいキツネ色で、ここから「赤色のツクシガモ」という意味でアカツクシガモという名前になったそうです。オスとメスはほとんど同色で、メスの方が頭部がやや白い。野生下では日中は安全な水面で休息していることが多く、朝や夕方に餌をとるとのことです。

この鳥は、人見知りしない鳥で近づいても逃げませんでした。

ゆっくり撮影できました。