白梅が散り始め、ウグイスの囀りが聞こえる時期なのに,このジョウビタキの♀は枯れたアシ原の茂みを動き回っていました。
春の雰囲気の写真が撮りたいので、私は、このジョウビタキの写真は撮らないで、その場所を通りすぎて、別の場所に移動していました。
すると、このジョウビタキが、目の前のアシに飛んできて、その茎にとまりました。
よく観ると、枯れたアシのそばに芽吹いている細木があります。
芽吹いている細木は、早春の雰囲気がありますし、その近くに、目のパッチリした可愛いメスのジョウビタキがとまっています。
急に撮影する気になって撮ってみました。
でも、とまっていてくれたのは、ほんの一瞬で、すぐに飛び去って行ってしまいました。
「渡りの時期」を控えて、ジョウビタキもその準備に忙しいのかもしれませんね。
「行きずりの 小松が中に 鳴きうつる
鶲(ひたき)見いでゝ ひそかにあゆむ」
(木下利玄 「紅玉」)
以下の写真は、キヤノン EOS 7D Mark IIに EF-70-200mm F2.8L IS II USM×2倍テレコン付のレンズを装着し,オート・フォーカス+AIサーボ高速連写で手持ち撮影しました。