なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

早春の可愛いジョウビタキ♀

白梅が散り始め、ウグイスの囀りが聞こえる時期なのに,このジョウビタキの♀は枯れたアシ原の茂みを動き回っていました。

春の雰囲気の写真が撮りたいので、私は、このジョウビタキの写真は撮らないで、その場所を通りすぎて、別の場所に移動していました。

すると、このジョウビタキが、目の前のアシに飛んできて、その茎にとまりました。

よく観ると、枯れたアシのそばに芽吹いている細木があります。

芽吹いている細木は、早春の雰囲気がありますし、その近くに、目のパッチリした可愛いメスのジョウビタキがとまっています。

急に撮影する気になって撮ってみました。

でも、とまっていてくれたのは、ほんの一瞬で、すぐに飛び去って行ってしまいました。

「渡りの時期」を控えて、ジョウビタキもその準備に忙しいのかもしれませんね。



「行きずりの 小松が中に 鳴きうつる
       鶲(ひたき)見いでゝ ひそかにあゆむ」
                (木下利玄 「紅玉」)     



以下の写真は、キヤノン EOS 7D Mark IIに EF-70-200mm F2.8L IS II USM×2倍テレコン付のレンズを装着し,オート・フォーカス+AIサーボ高速連写で手持ち撮影しました。