なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛び立つヨシガモ

今にも雨が降りそうな暗い曇天の下、先ほどまで寝ていたヨシガモがひょいと顔を上げました。

やっと顔をあげたと思っていたら突然水を蹴立てて飛び立ちました。

昼間はほとんど寝ているヨシガモなので、まさか飛び立つとは思ってもいませんでした。

太陽光の恵みがないため美しいヨシガモのオスの緑色が冴えませんがやむを得ません。

でも、ナポレオン帽のヨシガモの飛翔の撮影機会はいままで経験していなかったのでこれでも満足です。



「葦鴨の 騒ぐ入江の 白浪の 知らずや人を かく恋ひむとは」 (古今和歌集


意訳:葦鴨の鳴き騒ぐ入江の白浪が、知らせるか、人をこのように恋しがっているとは
歌意 あなたをこのように恋いこがれていることがわからないのだろうか









参考:同じ池で今月撮影した晴れの日のヨシガモ